本日の御書です。
「此の法門は妙経所詮の理にして釈迦如来の御本懐、地涌の大士に付属せる末法に弘通せん経の肝心なり、国主信心あらん後始めて之を申す可き秘蔵の法門なり、日蓮最蓮房に伝え畢(おわ)んぬ」
(P519当体義抄送状)
国主が信心した時に、初めて明かすべき秘蔵の法門が当体義抄に書かれているとの仰せです。この秘蔵の法門を大聖人は、一門下である最蓮房に伝えました。最蓮房と言えば、過去世において、大聖人と師弟の契約を結んだ間柄であろうかとまで言われた門下です。
“法主”などという立場ではなく、師匠を真剣に求める求道者に対して、大聖人は門戸を開いてくれているのではないでしょうか。
今日一日、弟子の道に撤して行動したいと思います。