第十五条「一、弘通の法師に於ては下輩為りと雖も老僧の思を為す可き事。」
(妙法を弘める法師は、身分の低い者であっても、(修行を積んだ)老僧のごとく思って敬うべきである)


先生のご指導
「離脱した僧侶の証言からも明らかなように、宗門は、異常なほどに上下の差別が厳しい。地位が下であったり、後輩であっても、信心、実践に優れた人を尊敬せよという御遺誡とは、最もかけ離れた世界である。学会では、入信の新しい人であっても、逞(たくま)しく実践に励む人を大切にし、その成長を願って、指導、育成を図ってきた。だからこそ、陸続と広布の人材、後継の青年が育っているのである。」(1992年10月24日)


先輩が後輩を見下すような冷たい世界では、人材は育ちませんね。


第十六条「一、下劣の者為りと雖も我より智勝れたる者をば仰いで師匠とす可き事。」
(位の低い者であっても、自分より智慧がすぐれている人を、師匠と仰いで仏法を学ぶべきである)


先生のご指導
「学会は、社会的な立場や職業、年齢に関係なく、互いに学び合い、支え合う求道、求法の「創価家族」の世界である。そのうえで先輩は後輩を、自分以上の人材に育てようと責任感に燃えて、育成にあたっている。平等であり、実力主義であり、「法」が根本である。」(1992年10月24日)


少子化が進む現代、人材を育成できるかどうかが、組織の発展に直結します。大聖人、日興上人の門流の自覚に立って、令法久住を目指しましょう。