その色眼鏡を外せ
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デストロイヤー



やってくるんだよなあ、唐突に。嫌な波が。


当時言われた言葉が鮮明に蘇る。

やり残したことが悔やまれる。

恐ろしいのは、生まれて初めて人を心底憎いと思い、その人の不幸を願ってしまう自分。

「波風を立てたくないんだ」「丸く収めたいんだ」「彼女だって苦しんでるんだ」。

ことあるごとに、彼女を守ろうとしていた夫。

幾度、そんな言葉に傷つけられたか。


当時、謝られたら許さなければならないように思ってた。

それがジレンマだった、足枷だった。

一度謝罪されてしまえば、あとは許せない私の問題なのか。そう思い悩んだ。

「なぜ謝罪を受け入れないんだ」「何度も謝っているのに」。

今も、夫婦喧嘩をしてそのセリフを聞くたびにフラバを起こす。


でもね、どんなに謝られても、許せないことがある。

それだけの出来事だったんだ。

簡単に許せることじゃない。なかったことになんかできない。


昨年いとしい子供も産まれ、今は平穏で暖かい夫婦関係。

夫は以前のように、いや、以前以上に優しい。

私はいま、幸せだとハッキリ言える。

だけど正直、「かつて私を裏切った人」として夫を認識してしまっている。

今はとても幸せなのに、もう、心から夫を信じていた頃の私には戻れない。

それが悲しい。


人を許せないような人間にはなりたくなかった。

どんな苦しみも笑い飛ばせる人間でありたかった。

でもそんなものはキレイゴト。


私はまだまだチンケな人間です。

珍奇オンナです。


だからこそ、成長していこう。家族と共に。

いつか、自分の内面にできたこのくだらない殻をぶっ壊してやるんだ。




何が食べたい?


以前の記事 に書いた、あのフライパン。


当時は存在しやしない神を殴る気満々だった、

でも、

もしかしたら感謝の手料理に使うかもしれないという淡い希望もあった、

あのフライパンの行方。



使おう、手料理に。

これから先何が起きるかは分からない。

また苦しいこともあるかもしれない。

だけど手料理に使おう。



誰よりも信じていた人に裏切られたことは、悲しくて苦しくて辛かった。

現実があまりにも苦しすぎて、食べることもままならず何度も何度も吐いた。

吐血もした。

うまく笑顔を作れなくなった。

信じては幾度も繰り返される非道な裏切りに、もう心の底から人を信用することができなくなった。

屈託さはなくなり、生まれて初めて本気で人を憎んだ。


当時は考えられなかった「これから」。

私にも平等に与えられていたことに気付いたのは、長い時間をかけてようやくのこと。

そして、時間は私にだけ流れていたのではない。

夫にも同様に流れていた。


先のことは誰にも分からない。

だけど先があるんだ。

今はそう思える。



苦しみが人を成長させるなんて微塵も思っちゃいないけど、

少なくともあの苦しみの奥で大切なものを見つけることができた。

忘れていたものも思い出すことができた。

全てを失った訳じゃなかった。



だからね、ありがとう、存在しやしない神よ。

あの傷跡は決して消えないけど、まるごと抱えていく覚悟がようやくできたよ。

まだまだ傷跡が疼くことがあっても、

時にはこの傷さえなければという気持ちがもたげることがあっても、

もうこれは私の一部なんだと、そう思って生きていける。



さて。

このブログを無期限で更新中断いたします。

削除はしませんし、IDも残したままにするので

懇意にしてくださった方のところには今後もちょくちょくお伺いする予定です。

まあ元来アマノジャクなので、またいきなり更新したりもするかもしれません。






その色眼鏡はね、かけたままでもいいよ。

目に映った世界の色が違って見えても、

世界は世界で大差はないさ。




苦虫バレンタイン

葡萄の美酒、夜光の杯

正しい箒の使い方を教えてください。やはり飛ぶのですか。




ひどい。我ながら、ひどい。

更新しなさすぎるにも程がある。


ちいさな喜びや悲しみに出会うたびに、

または奇妙なものや美しいものに出会うたびに、

ブログの存在は思い出しておりました。

でも書けなかった。

何をどう書いていいのやら?

思いを感情を言葉にできないまま、時間だけが過ぎて。


自分の感情が右往左往することは分かりすぎるくらい分かっていて、

それだけに、明日の気分を待ってしまっていた。

明日を待って、そのまた明日を待って、まだ待って。


愚の骨頂だ。

いつまで経っても辿りつかないではないか。

右往左往すること、それ自体を見つめることに意味があるのにね。



ま、こんなことを述べましても、また更新を放置するヤツです。

私という者は。


そんなこんなで、

落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。



「酔ふて沙場に臥すとも、君笑ふなかれ」。



かわいそうな子。

家で映画を観ていて、感動シーンもしくは涙を誘う台詞があったら、

あなたなら何と表現しますか?


私の旦那は、昨夜こう言い放ちました。




「今・・・俺、尿道がキュンとした!!!」



しらんがな。

こっちの子宮がキュンとする暇もなかったよ。




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