明日 今年の甲子園の優勝校が決まる。ベスト16あたりから学校名も頻繁に耳にする学校が残ったようだ。有名校は有名校なりの様々な努力がそこに見ることができる。
私は高校時代 応援部に在籍していたので 毎年この時期になると メチャクチャ暑かった事をまず思い出す。学生服が汗で絞れる程になって手を動かすにも足を動かすにも上着やズボンがまとわり付いていた。勿論 野球部の同級生達が頑張っていた姿や エラーをして悔しそうな顔をしていた場面も思い出される。
野球部は有っても学校として甲子園を目指していることがなかったためか 毎年 県大会一回戦負けだったのだが、我々が3年の時には 一回戦を勝ち 二回戦まで進んだ。これが野球部はもちろん我々や吹奏楽部、父母会が大変なことになった覚えがある。誰も二日目を予定していなかったので 応援団や応援部の確保、吹奏楽部員の確保 父母会も 応援に来てくれる人達のための接待をどうしよう 飲み物は、タオルやうちわの用意は・・・ かといって残念ではあったが 二回戦で負けてしまった。
勿論それも懐かしい思い出ではあるが、なにより校旗を持たせた後輩が倒れそうに成りながらでも白目をむき歯を食い縛り立っていたこと、太鼓をたたいていた同級生の手からはマメが潰れて白い手袋が赤く滲んでいたこと、そんな姿を若い社員に見せてやりたい。それが出来たとしても 期待しているような答えは出てこないだろう事もよく分かる。それでもその50%位はと思うがそれも期待しすぎか。
多くの企業が体育会系を望むのはその部分も多くある事を若者も知っているだろうに。楽な道ばかり選んで歩いていてはそれだけの答えしかないのだと知っているだろうに。世の中に魔法がないことも知っているだろうに。そこに 甘い親の顔が浮かぶのだろう。自分たちより親の方が先にいなくなることも知ってはいても理解できていないのだろう。早く気がついて欲しいものだ。

感謝 合掌