チェ尚宮たちを早々に下がらせてチャンミンと二人きりになる..
食事の後片付けをしようとするチャンミンを半場抱き上げるようにしてパティオを後にした..
「ユノ‼ 恥ずかしい////
それに、後片付けしなく..あっ..ん..」
部屋に入るなりチャンミンを下ろして壁に押し付けて唇を奪う..
「チャンミン..
ここは宮だ..後片付けよりやらなくてはならない事がある..」
「えっ..何?..」
「皇太弟の相手だ..」
「ユノ..////..ん..あっ..」
膝から崩れるチャンミンを再び抱き上げてソファに連れて行った..
俺の膝の上に座らせて髪を、頬を、そして体を..
ゆっくりなぞるように手を這わせれば..
漏れる吐息..
上がる体温..
全てが俺の物だ..
ゆっくり唇を離してその大きな瞳を見つめれる..
『チャンミン..コンからの報告によると
チャンミンの大学での成績は申し分ないと..
半年毎の進級試験もまず問題なしと言われたよ..
君は、本当に頑張っている..
なら、俺もライバルに牽制しなくてはならないな(笑)』
少し緩んだ腕から又スルリと抜け出たチャンミンが東宮のチャンミン専用のキッチンへ..
程なくして、コーヒーの香りとチャンミンの鼻唄が..
俺は、隣の執務室から女帝陛下から渡された資料を持って来た..
ローテーブルには、コーヒーとそしてクッキーが..
「ユノ♪お待たせしました..」
「今日はコーヒーなんだな..」
「はい、今日ミン妃様からクッキーを頂きましたので..
これに合うのはコーヒーかと..」
「母上と会ったのか?」
「はい♪ 女帝陛下様の所に御挨拶に伺いましたらミン妃様もいらしていて..」
「そうか..
では頂こう..
チャンミンこちらに..」
「はい♪」
隣に座ったチャンミンとしばしコーヒータイム..
母上の選んだクッキーはやはり美味しかった..
国母であった母上は常に国民のためにと..
尽力してきた..
宮は勿論、国民にも愛された人だ..
隣で頬を膨らまして美味しそうに食べる愛しい人..
きっとこの人は母上の築いてきた物を受け継いでつなげて行ける人だと思う..
俺は、今日話す事にした..
「チャンミン..聞いてくれ..」
「ふぁい..なんれすか..」
「アハハ、ちょっと行儀が悪いぞ..」
ゴクンと飲み込み..
「すみません..」と、シュンとするチャンミンの顎をすくい素早くキスをして..
抱き寄せた..
「ユノ..?」
「チャンミン..」
「はい..」
「イギリスから正式に、公式訪問の招待状が届いた..
女王陛下直々の招待状だそうだ..
イギリスではジョージ王子が代表でもてなしてくれる事になっている..」
「では、女帝陛下が行かれるのですか?」
「いや、行くのは俺とチャンミンだ..
招待状も俺とチャンミンに届いている..」
「えっ‼ 僕..が..
む、無理です..そんな..」
「俺がいる..
それに、チャンミンの英語力が必要だ..」
「でも..でも..国の代表だなんて..僕..」
「チャンミン..チャンミンは俺の妃として行くんだ..
公式に俺達の事を披露だ..」
「ユノ..」
「勿論、カンやチェ尚宮達女官も連れて行く..」
「本当に僕が..国の代表のユノの隣で..」
「そうだ..
しばらくは、大学の後に衣装合わせや打ち合わせがあるが我慢してくれ..」
「ユノ‼ ミン妃様にミン妃様に会わせて下さい..
いろいろお話をしたいです..」
「分かった、陛下に伝えておく..」
「ユノ..」
「チャンミン、愛してる..
やっと、披露の機会が来た..
国民に誇示しよう..
俺達の事を..」
『今回の訪問が成功すれば、ユノの事を国民認めてくれる..
そして、僕の事も..?』
「ユノ‼ 僕頑張ります!」
「ハハハ..チャンミンは頑張らなくていいんだ..
ただ俺の隣で俺に力を注いで欲しい..」
自然と、重なる唇..
やっと、国民に認められ始めた俺達..
チャンミンと俺の未来の第一歩になるきっと..
続く..♡