チャンミンと子供たちをマンションに降ろしてから、俺だけサブマネ運転の車で事務所に向かった。

二人になって、改めてサブマネに礼を言った。

「ルイ、昨日はありがとう。
チャンミンの側にいてくれて。これからもヨロシク頼む...」

「も、勿論です! 昨日は全然チャンミンさんの異変に気づけずすみませんでした。」

「いや...俺も朝気づかなかったんだから...おあいこだ。」

車が事務所の正面玄関に滑り込む。

受付のソファにマネヒョンが腕くみして眼を閉じて、座っていた。
俺が近づくと..
「早かったな..チャンミンは大丈夫か?」と、俺を見た。

「寝ていたかと..」

「ハハハ、お前達は足音でわかるよ」そう言って笑った。

『俺とチャンミンの事一番わかってくれている、このマネージャーがいれば、大丈夫..大丈夫..』

「社長が待ってる。行こうか。」

「はい。」

最上階、奥の部屋..マネヒョンが先に入る。
続いて、俺も中に入る。

社長はイスに座り...やはり眼を閉じていた..

「社長、ユンホが来ました。」

社長は「うん、まぁ座れ。」
そう言って...立ち上がり俺達が座るソファの反対側に座る。

秘書が飲物を運んで部屋を辞して行くと..

「ユンホ、まずはおめでとう。」

「はい、社長ありがとうございます。
これからの事ヨロシクお願いします。」
俺は立ち上がり深々とお辞儀をした。

「うん..チャンミンだが、ユンホはどうしたい。聞こうか..」

俺がマネヒョンを見ると、頷いて即してくれた..
俺は深呼吸をして..
「はい、社長。チャンミンはこのまま今の休暇が終わった後も仕事は休みにしてあげたいです。」

「いつまで..」

「はい、出きれば。出産後最低一年は。」

「その間ユンホ、君はどうする。」

「演技の仕事や、一人で参加できる物を何でも..」

「ユンホ、今の映画の後にドラマの仕事が来てる。検討してみよう。
それから、チャンミンが出来る範囲の雑誌の取材等は入れるよ。勿論数時間で終わる物にしよう。
後、ボイストレーニング代わりにアルバムを一枚出す。プロモはユンホが出来る範囲ですれば良い。
路線をバラード重視で行く事など考えよう。
後はユンホは後輩の面倒も見て貰う。
ダンスレッスンにユンホも講師で入れ。」

「わかりました。ありがとうございます。」

「ユンホ..お前達家族の愛には私も驚く事多々ある。
でもユンホもチャンミンも内の事務所の要の人員という事は忘れるなよ!」

「はい、勿論です。」俺は又立ち上がり深々とお辞儀をした。

「まぁ、座れ。マネージャー、あの事を」

「はい。」そう言ってマネヒョンが話始めた。

「ユンホ、今のマンションだが家族が増えたら狭いだろう。
今別の所を探してる。
見付かったら引っ越すといい」

俺はその話に少し前から考えていた事を話してみることにした..
「社長、実は俺も考えていたのですけれど...」


………………………

失礼しました。
マネヒョンと一緒に社長室を持する。
マネヒョンが..
「今日は早くチャンミンの所に帰れ、又後日チャンミンと話をまとめて来てくれ。
明日は、撮影がなくなったからゆっくり休んで大丈夫だ。
良かったな♪ 神様は本当にいるようだ♪
明後日、サブマネが行くから。」

軽く手を上げたマネヒョンに頭を下げてから、俺は家族の待つ家へと急いで帰る事にした。

『社長も、チャンミンと話して二人の答えを持っってこいと言ってくれた。
チャンミン..お前はなんて言うだろうか?
揺るがないのは、俺がチャンミンを愛しているって事だ。』



     続く...☆



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