今回ご紹介するのは、西洋占星術を学ぶための本です。
占いを楽しむための星占いの本でも「○○座はこういう性格」ということは分かります。
でも占いを学ぶ人は、「○○座はこういう性格」というだけでなく、「なぜそうなのか?」……占星術の世界の仕組み、を知る必要があるのです。
なぜなら、その仕組みを使って占うわけですから。
昨年から、占いアカデミーさんで、西洋占星術基礎講座をすることになりまして、あらためて、現在手に入る占星術の本をいろいろ見てみました。
今はいい時代ですね!よい教科書がたくさんありました!
その中で、初心者さんにオススメの本をご紹介します。
【初心者さんにオススメ】
「しあわせ占星術」まついなつき KADOKAWA
新版が出ているのを知りました!わたしが持っているのは20年前の初版です。とにかく、楽しく分かりやすくてイチオシ! 特に惑星たちのマンガは目からウロコです。
【初心者さんの教科書に】
「基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門」いけだ笑み 説話社
「続 基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門」いけだ笑み 説話社
かゆいところに手が届く良書です。占星術記号の書きかたから、星座惑星ハウスアスペクトまで、2冊一緒に持っていたい本。ベテランにも、辞書的に使えるのでオススメ。
「占星術の教科書1 自分を知る編」鏡リュウジ 原書房
物語を読むように楽しく読みながら、占星術の要素を知ることができる本。いけだ先生の続よりさらに詳しく、ホロスコープを読む基本がすべてこの1冊に詰まっています。
「最新占星学入門」松村潔 学研
惑星と星座とハウスの関連性がそれぞれとてもくわしく分かりやすく解説されています。巻末のQ&Aは、占い師として、読んでおきたい大切なことが書かれています。
【さらに深めたい人に】
「占星術の教科書2 相性と未来を知る編」鏡リュウジ 原書房
「占星術の教科書3 深く未来を知る」鏡リュウジ 原書房
この2冊は、プロのテクニックを学ぶ本です。けれど、鏡さんの占星術や心理学に対するスタンスを知ることができるので、読み物としてもオススメ。
最後におまけに。
西洋占星術の技術的なことではなく、文章のこと。
わたし自身も西洋占星術や占いの原稿を書くライターなので。
文章には、その先生の個性があらわれるんですよね。
陽気だったり、真面目だったり、優しかったり。
占いの技術と違って、文章の個性には好き嫌いはあっても、正誤はありません。
自分の文章を磨いていくために、個性の違ういろいろな方の占いの文章を、意識して読んでみるようにしています。
オススメは占い専門誌です。
今旬の先生方が原稿を書いていて、勉強になります。
占い専門誌マイカレンダーは、占い関連の情報収集にも役立つのでオススメ。
西洋占星術を学ぶ方と、西洋占星術で書く仕事をしたい方の参考になれば幸いです。
高橋桐矢の本