睡眠不足の桐山です(笑)

今日は一般質問日でした。
 
一人12分間の持ち時間で課題テーマを質問しました。
 
まず私のテーマ? ライフワークの健康づくりと予防対策!
1、『フレイル予防』についての質問。
フレイルは「虚弱高齢者」という意味で、介護になる手前の事で
可逆性があり状態を戻すことが可能。
しかし、自分の衰えを知る、気づくことが大事で特に高齢になると
人と人とのつながりが無くなってくると孤食になり口からの衰えから
食が細くなり低栄養になる。
体重が減少する事で運動機能が低下し、身体的フレイルに。
 
「住民による住民の為のフレイル予防」として考案したフレイルチェックの仕組み。
西東京市は、東京で一番早く導入した自治体。
東京大学の飯島勝也氏の指導の下フレイルサポーターが養成され地域の集いの場にて
元気高齢者が高齢者のフレイル状態をチェックする。
 
今後は国が介護予防と保健事業との一体化の議論の中で上記の仕組みに専門指導できる
人材が入りよりフレイル予防を支援するとしている。
そんなこんなでスピード感もってフレイル対策をしてほしいし、健康長寿医療センターを
もっと活用すべきだと指摘を申し上げた。
 
 
 
 
2・AYA世代のがん
15歳~39歳のがん患者をAYA世代と言う。
AYA世代のがん患者は抗がん剤治療や放射線治療を行うがその影響で
生理が止まったり、排卵しなくなったりと不妊になる可能性があり
治療の前に生殖器温存についての選択について説明する必要がある。
これを妊孕性温存と言います。
 
この妊孕性温存を選択するとはどういうことかというと、男性なら精子、女性なら卵子や卵巣
を凍結保存する。そして治療期間中保管してもらうのです。
これには、高額な費用負担があり、精子は2万~5万、女性の卵子凍結は30万~40万円
卵巣なら60万、管理料は年間3~6万円
現在は京都府、滋賀県、広島県、千葉県の2市で卵子凍結などの妊孕性温存治療に
助成をだしている。緊急を要する患者への支援をすべきです。
局の回答としては、助成自治体を検証しAYA世代のがん患者への支援の為の構築をしていくとの答弁でした。前向きに検討し是非32年度には制度化してほしいですね。
 
(答弁)

都は新たに小児科と成人の診療科の連携強化や相談支援体制の充実を図るモデル事業を実施し、治療により生じる影響や生殖きのうの温存の選択肢があることなど患者に必要な情報を十分に得た上で希望に沿った治療を選択できるように支援。こうした取組を進めるとともに、他の自治体での支援の取組を調査するなど実態の把握に努めAYA世代のがん患者が必要と支援が受けられる体制の構築を図っていく。

 
 
3・体罰のない子育ての推進について
「叩かない怒鳴らない子育て」「体罰による脳への影響」
マルトリートメントとは不適切な関わりや不適切な養育の事を言う
このマルトリートメントを幼いころにうけると
トラウマや心の傷が病気になり
PTSDなど発症する。
体罰が脳の発達に及ぼす影響があるという研究結果としても示されている
 
第4回定例会の厚生委員会にて我が会派の岡本議員の質疑で
条例骨子案に対し保護者への禁止規定だけでなく啓発規定も重要であり「都の責務」
としても「体罰によらない子育ての推進」を盛り込むべきだとの主張により
本文条例案に都の責務と明記されました。
 
保護者の責務で「体罰の禁止」条項をいれるのであれば
都も責任もって「叩かない怒鳴らない子育ての推進」として啓発すべき
 
あらゆる機会に脳に影響があるんだという事を当たり前のように切れ目なく
啓発していく必要がある。
 
(知事答弁)

体罰等は恐怖により子供をコントロールしているだけであり、医学的に子供の脳の発達に深刻な影響を及ぼすこともあるとされている。

しかしながら、日本ではしつけとしての体罰を容認する風潮もあり子供が独立した人格と尊厳をもつ存在であるという考え方が、必ずしも浸透しているとは言えない。子供はあらゆる場面において権利の主体として尊重されるべきかかけがえのない存在である。

今回提案した条例案では子供の権利利益の擁護と健やかな成長を図ることを目的として保護者による体罰等の禁止を明記した。また、都として体罰等によらない子育てを推進することとしている。今後都民に対して条例の趣旨を広く周知するとともに子供ののしつけには体罰が必要という認識を社会からなくし体罰等によらない子育てが社会全体に浸透するよう一層の啓発につとめていく。

 
3月18日の厚生委員会で条例の審査を致します。
 
以上健康、医療、子育て支援の施策を質問しました。
 
次回は鉄道立体交差化と都市計画道路について書きます。