レッドアイ《うむ》
壱『私はカナレッド(カナヤ)の中に宿る重精霊。普段はこの姿だけど、魔力が溜まれば一時的に人の姿になれるの』
レッドアイ《ほぉ…面白いな》
壱『カナレッド、見てて危なっかしいとこあるから…』
レッドアイ《ははは。それは言えてるな》
カナレッド「うん、否定はしない」
レッドアイ《あぁ。だが前に一度、カナレッドの未来を視たが、何も視えなかった事があってな》
カナレッド「そういえばそうだった」
壱『じゃあ、私はどうなってるの?』
カナレッド「壱、そこまで落ち込まなくてもいい。視えないからと言って、未来がないわけじゃないから…」
レッドアイ《カナレッドの言う通りだ。違う見方をすれば、新たな可能性を秘めてるという事》
カナレッド「すごい冷静だな、壱…」
カナレッド「もちろん!」
壱『うん』
カナレッド「それもそうだな」
壱『だね』
カナレッド「!!?」
壱『⁉』
壱『う〜ん…それはちょっと分からないよ。私自身』
レッドアイ《そ、そうか…了解だ》
"精霊"と"未来"の会話 終わり。