突如、俺の前に現れた白いドラゴン。一体、何なんだろう…










カナレッド「なぁ…お前は一体何なんだ?」

???《…質問内容を確認。返答開始》










???《私は半自律AI搭載型多目的サポートドローン クロックワーク・クリプテッド レッドアイ…

カナレッド(長いな…)










???《"未来"を司る機龍だ。カナレッド、君の未来は…残念ながら視えない》

半自律AI搭載型多目的サポートドローン レッドアイ










カナレッド「ど…どういう事だよ、未来が視えないって⁉」

レッドアイ《言葉通りの意味と捉えてくれて構わない。補足するなら、最高の未来もなければ最悪の未来もない…つまり、何も無いという事だ

カナレッド「………」










カナレッド「そういうことか…俺の未来は何もないと…」

レッドアイ《正直、言おうか迷った…けど、嘘をついても仕方ないし、本当の事を言っておいた方が君のためになると思った》










レッドアイ《…これだけはよく聞いてほしい。何もないとは言ったが、見方を変えれば

カナレッド「いや、大丈夫」










カナレッド「何も無いって言うんなら、これから新たな選択肢を作ればいいじゃないか!そもそも未来がどうなるかなんて分かりゃしないしな!」

レッドアイ《カナレッド…》










レッドアイ《君という男を選んで正解だった。どうやら私の心配は杞憂に終わったようだ》

カナレッド「レッドアイ…」










レッドアイ《私の力の一部を君に与える。ささやかなプレゼントだ。受け取るといい》










カナレッド「…!!レッドアイの力の一部って何だ…?」

レッドアイ《それは秘密。いずれ判明する》



クロックワーク・クリプテッド① 終わり。