~前回のあらすじ~
カナヤのブログ世界に存在するビルドラボにやって来た禿丸丼さん。その目的は、前回西住みほのフィギュアにタッチし損ねたので、再びリベンジする事だった。慎重に行動し、タッチは目前のところで、みほの親友・秋山優花里に見つかってしまう。予想外の人物にピンチになる禿丸丼さんだが、煙幕を使って彼女の前から姿を消した。

そして、一旦身を引いて作戦を練り直そうと脱出しようとした矢先、仮面ライダークローズチャージ・仮面ライダーグリス・仮面ライダーローグの3ライダーが、禿丸丼さんの前に立ちはだかっていた。





禿丸丼(やはり、私の予想通り、ビルドの3ライダーが出てきたか…)

クローズC「オイ、あれ黒衣じゃねぇか?」

グリス「なるほどなァ…。確かにその姿じゃ、目立ちにくいっていうのが分かるぜ…」

ローグ「姿なんか何でもいい…。大義のための犠牲となるんだからな…」





禿丸丼「おやおや…。これはまた、豪華なお出迎えですね…。一人ずつサインでももらおうかな?」

グリス「余裕そうじゃねぇか…。自分の状況が分かってんのかァ…?」

ローグ「俺のサインはやらんぞ…」

クローズC「俺、思ったんだけどよォ…」





グリス「んだよ、万丈…こんな時に」

ローグ「何だ、言ってみろ…」

クローズC「いや、こっち3人もいて向こう一人…。これって、仮面ライダーらしくねぇなと思ってよぉ…。何か俺達が悪者みたいじゃね?」

グリス「………」

ローグ「………」

クローズC「別にいいんだ、気にしないでくれ」










グリス「万丈の言う通りかもな…。さすがに、3人で立ち向かうのもおかしいぜ…。こんなんじゃ、さおりんに嫌われちまう…」

ローグ「…正々堂々と戦う。そんな奴こそ、国のリーダーに相応しい。感謝するぞ、万丈…」

クローズC「分かってくれんのか!?で、誰が相手するかジャンケンで決めようぜ!」





グリス「んじゃあ、負けた奴が戦うって事でどうだ?」

クローズC「いいぜ!負ける気がしねぇ!」

ローグ「異論はない…」

禿丸丼(仲いいなぁ、この人達…)





クローズC「いくぜ!ジャンケン…」

グリス「………」

ローグ「………」





クローズC「ポンッ!!」

《ブラァァーッ!!》

クローズC:グー  ・グリス:パー  ・ローグ:パー





グリス「………」

ローグ「………」

クローズC「………」

禿丸丼「………」










グリス「おい万丈、負けてんじゃねぇか…」

ローグ「俺は万丈が、グーを出すと大体予想出来たぞ…」

クローズC「マジかよ…」





グリス「ま、頑張れや。もしピンチになったら、代わってやっからよ…」

ローグ「死力を尽くせ…」

クローズC「はぁ…。やってやるか…」





クローズC「しゃあっ!!今度こそ、負ける気がしねぇ!!」

禿丸丼「フッフッフ…。仮面ライダークローズチャージが戦うのですか…。しかしですね、あなたの相手をするのは私ではありませんよ…」

クローズC「どういう意味だ!?」





禿丸丼「私がわざわざここまで来て、無策だと思いますか?あなた方が出てくる事は、想定できてます。ゆかりん相手には使えませんでしたが、この状況なら問題ない…」

クローズC「何企んでやがる…!」

グリス「自信ありげだなァ…」

ローグ「ほぉう…」











スッ…

禿丸丼「私が開発したこの白いカプセルと、青いカプセルを…」





禿丸丼「ここで使わせてもらいます!!」

ボォォンッ!!

クローズC「…!!」

グリス「…!!」

ローグ「…!!」
















シュゥゥゥ…

禿丸丼「あなた方のお相手は…」










禿丸丼「スケブン大将・えむ爺さんと、ここのブログ主で蒼黒の剣士・カナヤさんだッ!!」

クローズC「何ィ…!?」

グリス「スケブン大将に、カナヤかァ…。ちょっと驚いたぜ…」

ローグ「やるじゃないか、お前…」





禿丸丼「ありがとうございます。このお二方は、オリジナルのえむ爺さんとカナヤさんのデータを元に、私がプログラミングしたCPUです。オリジナルとまではいきませんが、CPレベル10段階中8で設定してます。なのでそこそこ強いですよ。あと、えむ爺さんは【ファンネルチン】封印、カナヤさんは【綾子さん】に対する恋愛感情を一切消去してます。その代わり、戦闘に特化させてますので、油断しないようにお願いします」

クローズC「くっ…!」

グリス「でも、その方がかえって戦いやすいかもな…」

ローグ「大義のための犠牲となる覚悟は、十分にあるって事か…」





禿丸丼「えむ爺さん、カナヤさん…。申し訳ありませんが、ここはお任せします…」

えむ爺「任せてください」

カナヤ「えむ爺さんがいれば、怖いものなしですよ」

禿丸丼「ありがとうございます。では、これにて…」





クローズC「消えた…!?」

グリス「逃げ足だけは速えみてぇだ…」

ローグ「まぁいい…」






スタッ

カナヤ「えむ爺さん、後方支援お願いします」

えむ爺「承りました」



「侵入者 禿丸丼 ―バトル―」へ続く。





【おまけ】


グッスマオンラインショップより、figma ダージリン&オレンジペコが届きました。アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場するキャラクターで、ダージリンは聖グロリアーナ女学院の3年生で隊長を務め、オレンジペコは1年生で副隊長です。ダージリン、立ち姿が美しい(´ω`)

ちなみにコーヒーカップは持ち手と一体成型になっていますが、ソーサーは手首パーツと別のため、持たせるのに苦労しましたw






グッスマオンラインショップ ご購入特典の【ウィンク顔】を取り付けてみました。すごく似合ってます!指し棒持たせたら、英語を教えるダー様みたいになりそう(笑)

ダージリン「こんなことわざを知ってる?馬鹿と鋏は使いようって」

クローズマグマ「それは、俺が馬鹿だって言いてぇのか?」

オレンジペコ(極熱筋肉…❤)