~前回のあらすじ~
カナヤのアイテムストレージからスマホを取り出したキックホッパーは、仲間の一人であるセイバーに連絡を入れる。彼はセイバーに、松浦果南と一緒に来いとの命令を出すが、彼女は私一人で行くと拒む。だが命令を無視すれば、仲間の命の保証はないとハッキリ答える。何とか説得を試みようとしたその時、果南本人が現れ、自分も行くと意志を固めたのであった。
Kホッパー「ナメてなんかないさ。力ってのは、いざという時のために温存しとくもんだろ?まずは相手の力量を確かめるのが、勝負の基本だ。お前なら分かると思うんだがな…」
Kホッパー「あぁ…」
ザッ…
セイバー「…待たせたな。命令通り、私と…」
果南「私と勝負したいのカナ~ン?」
Kホッパー「じゃあ、第2ラウンドといこうか…」
セイバー「言っておくが、手加減はしないぞ」
果南「本気でいくよ」
ジャキ…
Pホッパー(コクリ…)
カシャ
《クロックアップ!》
セイバー「フッ…」
ガァァァンッ!!!!!
Pホッパー「何ィッ…!?」
バギィィッ!!
ドゴォォッ!!
Kホッパー「まぁ、そうだな…。期待通りかは分からないが、給料分の働きはするぜ…」
ダンッ…!!
ズバァァァーンッ!!!!!
Kホッパー「チッ…!!」
ズザザザ…
セイバー「最初から本気を出せ。貴様、ナメてるのか?」
セイバー「見た感じと話し方に反して、堅実なんだな。まぁその方がかえってありがたい。私は馬鹿が嫌いだ」
Kホッパー「これは面白い…。カナヤは『馬鹿は嫌いじゃない』と言い、セイバーは『馬鹿が嫌い』と言う。ある意味、似た者同士ってわけ…」
シャキィーン…
セイバー「…さっき言ったはずだ」
Kホッパー(おっかねぇなぁ…)
ピッ…ピッ…
#8「最強と最悪」へ続く。