この日はまず法住寺へと参ります。
電車で七条駅に行き、そこから徒歩数分でつきます。
雲一つないくらいの快晴で、京都の町並みが輝いて見えます。
このあたりは三十三間堂などの有名観光地があるけど、早朝のためかあまり観光客はいませんでした。
さて法住寺につきました。
このお寺はかつて後白河法皇が院政を行う御所として使われており、法住寺殿と呼ばれています。その後木曾義仲によって焼き討ちされ、数年後後白河法皇も崩御すると法住寺は寺院として再建され、明治時代まで後白河法皇の御陵を守り続けてきました。
珍しく白い彼岸花が咲いてますが、あまり元気がないようですね。
今回は赤い彼岸花を沢山撮ってきましたけど、白いのはあまり見かけないのですよね。どこかに白い彼岸花の群生地ないですかね。
入ってすぐのところに小さな枯山水があります。
こちらは本堂。ご本尊は身代り不動明王像。木曾義仲の焼き討ちに遭った際、後白河法皇の身代わりになったと言われています。
本堂内は撮影できませんので、ここから一枚。
この奥にはご本尊様があって、さらに左手奥には赤穂浪士四十七人の木像が置かれてます。大石内蔵助が討ち入りの前に法住寺で成功を祈ったと言われています。
赤穂浪士については以前から知っており、東京の泉岳寺にも参拝したことがありますので、ここでも手を合わせました。
こちらは本坊。中は拝観できません。
御朱印もいただきました。次は京都国立博物館へと参ります。徒歩で10分程でつきます。
この日、京都国立博物館では特別展「宋元仏画—蒼海(うみ)を越えたほとけたち」を行っています。
こちらは旧館の明治館。防震のための改修中なので今は開放していません。
神殿のような立派な建築ですね。
こちらは新館、平成知新館。かなりシンプルな作りですが、どうやら旧館のすぐ横にあるから旧館にあわせてこんなデザインにしたとのことです。
館内は撮影禁止のため、ここからは文字だけになりますが、この日に見た「宋元仏画展」は非常に見応えのある展示でした。
中国から伝来した仏画は、日本のものとは異なる迫力がありながらも、日本絵画への影響を強く感じさせます。とくに国宝「孔雀明王像」は細部の書き込みが圧倒的で、孔雀を光背とするデザインも仏画としては非常に珍しく、とても印象に残りました。
また、仏画と並んで道教の仙人を描いた絵画も展示されており、中国の宗教文化が日本に与えた影響を感じさせる内容でした。なかでも「群仙図屏風」は人物の動きが生き生きとしていて、彩色も鮮やかでとても魅力的な作品でした。気に入ったので、ポストカードも購入しました。
館内ではオーディオガイドもしっかりしてるからゆっくり鑑賞したら2時間ほどかかりました。
次は六波羅蜜寺へと参ります。
こちらは六波羅蜜寺。博物館からおよそ徒歩15分でつきます。
こちらは銭洗い弁財天堂。お金をこっちで洗うと何倍もなって返ってくると言われています。あいにくこの日は小銭を持ってないので洗いませんでした。
こちらは宝物館の令和館。中には口から6体の阿弥陀仏が吐き出されている「空也上人立像」が展示されています。
ちなみに6体の阿弥陀仏は「南無阿弥陀仏」の6字を表しているようで、つまり念仏を視覚的に表現したということです。
こちらは十一面観音像と一願石。三回回すと願いを叶えてくれると言われています。
御朱印もいただきました。次は西来院へ参ります。六波羅蜜寺から徒歩15分ほどでつきます。
こちらが建仁寺塔頭の西来院。山門の幕には五七桐紋があります。豊臣秀吉となんか関係があるのでしょうか。
苔がキラキラに見えます。
本堂天井の白龍図の紹介。作者は中国のビジュアルアーティスト陳漫(Chen Man,チェン マン)氏とのことです。
五十四畳もある巨大な白龍図の迫力は半端ないです。あまりにも大きすぎて写真を撮るためなら畳に寝転んでも大丈夫らしいです。
違う角度からもう一枚。なんか白龍の目が睨んでくる気がします。
入場券500円の他に、1000円で抹茶とお茶菓子を提供してくれます。
建仁寺塔頭だけあって観光客がそれなりにいましたが、お茶を嗜みながら庭園を満喫できます。
こちらは枯山水庭園「峨眉乗雲」と呼ばれています。西来院を開いた南宋の禅僧蘭渓道隆が修行したとされる中国峨眉山の巨石が置かれた庭園です。
着物姿の女性もいますが、この日は何の撮影かプロらしいカメラマンと着物姿の女性、あと結婚撮影っぽい人が何組がいました。大人気の撮影ポイントですね。
正面から見た庭園。山にまとわりつくう雲海を表しているのでしょうか。
この日のスケジュールはここまでで、京都駅に帰ります。
夜の京都タワー。今日は白いですね。
さて明日は石清水八幡宮、法界寺と妙蓮寺あたりに参ります。
それでは。



























