この日は紅葉狩りが目的で、公式観光サイトに従ってまず建仁寺に来ました。
こちらは拈華堂。一階建てですが装飾用の屋根付きでとても立派な仏堂です。
実は8年前にすでに参拝したことがあるので今回は入らなかったのですが、天井には有名な双竜図があります。
私の初めての御朱印帳もここで頂いた双竜図モチーフの物です。今はもう四本目に入っています。懐かしいですね。
公式サイトの記載通りに見頃です。
こちらは三門。「望闕楼」と呼ばれています。
闕(けつ)は皇帝が住む場所を指す言葉で、この楼門で御所を眺めることができるから「望闕楼」と名付けられました。
こちらは方丈への入口。以前参詣したので今回はスルーします。
ここの紅葉はすごく綺麗ですね。
次は北野天満宮へ向かいます。
こちらは二の鳥居。
こちらは楼門。毎年の干支が描かれる巨大な絵馬が飾られています。
扁額には「文道大祖 風月本主」と書かれています。これは祭神の菅原道真への賛辞で、文道大祖は「学問・文学の祖」で、風月本主とは「漢詩・和歌を長じた人」という意味です。
この言葉の通り、菅原道真は平安時代有名な学問家であり、詩人でもあります。ただし彼が神格化されたのはただ学問に優れたわけではなく、讒言で左遷されてそのまま死去したあと怨霊と化して様々な災禍を起こしたから、朝廷が恐れおののいて道真を祀る社殿を創立しました。
という経緯があるから、菅原道真は平将門と崇徳天皇と一緒に日本三大怨霊と呼ばれていますが、今は学問の神として親しまれて毎年受験生の信仰を集めています。
こちらはもみじ苑。三百本越えの紅葉が植えられてます。
もみじ苑はかなりの広さを持ってるから散策甲斐があります。
写真を撮りながら散策すると時間が忘れそうです。
こちらは「鶯橋」。鳥のさえずりがよく聞こえるから名付けられたらしいです。
この辺りの紅葉は本当に綺麗で何度も橋を渡って写真を撮りました。
ここはもみじ苑から見た本堂。国宝です。
紅葉が額縁みたいになっています。
もみじ苑には「梅交軒」という茶室があって、ここで休憩できます。茶菓子も出ます。
こちらは三光門。三光は「日、月、星」を指す言葉ですが、この門には星の彫刻が見当たりません。一説によると、朝廷があった場所からこの門を眺めると、ちょうど北極星が門の直上にあるからそう呼ばれました。
北野天満宮の宝物殿には菅原道真にかかわる文献や武士たちが奉納した刀剣があります。
その中でも、この「鬼切丸」、別名「髭切」が一番有名でしょう。
御朱印もいただきました。
次は二条城に参ります。
こちらは二条城の東大手門。二条城前駅から徒歩5分程でつきます。
二条城の正式名称は元離宮二条城で、名前の通り最初は二条城という城郭ですが、明治に入ってからは二条離宮へと変わり、最終的に京都市に下賜されました。世界遺産「古都京都の文化財」に認定された17か所の寺院城郭のうちに唯一の城郭です。
大手門外の堀。奥にあるのは「東南隅櫓」と呼ばれる元二条城遺構です。
東南隅櫓を城内から見た一枚。
こちらは唐門。この中が二条城の二の丸です。
奥にある建物は国宝の二の丸御殿で、見学するには事前予約が必要です。予約する際に時間を指定しなければいけないから、遅刻しないようにこの日のスケジュールはだいぶ余裕を持たせています。
ちなみに二条城はかなり広くて、二の丸御殿を含めてゆっくり散策すると2時間ほどかかりますから、予約する際にお気を付けください。
この唐門はめちゃくちゃ豪華絢爛で、いたるところに金の菊紋があしらわれています。
上部には松竹梅に鶴という縁起のいい生物と、唐獅子という聖域を守る幻獣の彫刻があります。
この写真では見えませんが、下を通る時に上を仰げば豪華な黒格子天井が見えます。
二の丸御殿の中では撮影禁止となっていますが、全体的にこの唐門をも上回るような豪華さで圧倒されていました。
中でも大政奉還が行われたと言う大広間と、「桜の間」と呼ばれる黒書院はどの襖にも気合が入った絵が描かれており、天井の格子にも綺麗な模様が入っています。どこを切り取っても芸術品のような空間を歩いていたような感じで、見応えが抜群です。
二条城に訪れる機会があれば、二の丸御殿は絶対見逃してはなりません。
こちらは二の丸庭園。「八陣の庭」とも呼ばれ、小堀遠州の代表作の一つです。
二の丸の外にはイチョウが並んでいます。
こちらは天守閣跡から眺める本丸御殿。
最後は御朱印もいただきました。家康公の三つ葵紋が入っています。
実はこれが初めていただいた御城印です。
さて明日は永観堂と南禅寺回った後、名古屋に向かいます。
では。

























