この日は朝早く貴船神社に来ました。

 

 

こちらは貴船神社・二の鳥居。

 

電車で貴船口で降りて、そこからバスに乗って5分程で到着……なのですが、この日は早く来すぎてバスはまだありません。というわけで20分程歩いてきました。

 

 
有名な石階段。貴船神社は紅葉の名所ですが、山の上ですから見頃はもう過ぎています。
 
この日もかなり冷え込んでて、わずかですが雹も降っています。
 
もう少し後に来れば雪に覆われる石階段も撮れるかもしれないけど、この日はどうも中途半端な風景しか見えないですね。まあそのおかげか観光客が一人もいないのですが。

 

 

 

なんとか残っている紅葉もあります。紅葉が貴船川に落ちている姿が美しいですね。

 

夏だと貴船川床で食事を楽しむこともできます。

 

 

こちらは結社(中宮)。祭神は磐長姫命。磐長姫命はもともと妹の木花開耶姫と一緒に天孫に嫁ぐのはずですが、天孫は磐長姫命が美しくないのを理由に、妹とだけ結婚しました。磐長姫命はそれを恥じ、人々を良縁を授ける神となったという。

 

この話で一番恥ずべきのはどう考えても天孫なのですが、とにかくこの結社は縁結び、特に復縁などに霊験あらたかなパワースポットとして名高いです。かの和泉式部も夫の浮気に悩んでここで祈願したことがあったと伝えられてます。

 

 

こちらは相生杉。

 

 

貴船神社の参道は杉並木に挟まれています。日本の神社はよく杉が植えられていますが、これが花粉の原因なのですかね。

 

 
こちらが奥宮。祭神は闇龗神(クラオカミノカミ)という龍神です。
 
伝承によると、初代天皇の母である玉依姫(タマヨリビメ)は舟に乗って大阪湾から淀川、鴨川、貴船川と遡り、水源の地としてこの奥宮にたどり着きました。ここで龍神を祀る神社を建てたのが貴船神社の始まりとされています。
 
ちなみに貴船という名は、玉依姫が乗った黄色の舟、すなわち「黄舟」から転じたという。また、龍神は水を司る神ですから、水が「濁らない」ために神社の読みも「きぶね」ではなく「きふね」となっています。
 
貴船神社には音声ガイドがあって、ここらへんの話も紹介してくれていますので、興味がある方はアプリ「On the Trip」で検索してみてください。

 

というわけで貴船神社を参拝しましたが、残念ながら時間が早すぎて本宮にはまだ人がいませんから御朱印はいただけませんでした。同じ理由で鞍馬神社にも行けませんでした。完全にミスしっちゃいましたね……。

 

 

いつかリベンジしに来ますと心の中に決めて、気を取り直して金福寺へと向かいます。

 

 
電車で一乗寺駅に降りて、徒歩20分ほどで金福寺につきました。

 

 

 

金福寺は小さな寺院で、入ってすぐ小さな庭園があります。

 

 

紅葉が枯山水に落ちる姿は何度見ても風情がありますね。

 

 

奥に登って、上から撮った一枚。

 

金福寺は詩仙堂や圓光寺などの人気スポットの近くにありますが、何故か観光客が一人もいないですね。

 

 

本堂を撮った一枚。

 

この奥の小径から進むと、松尾芭蕉がよく訪れて住職の鉄舟和尚と語り合った「芭蕉庵」がありました。とても素朴で一切の飾りもない建物ですが、そこが逆に芭蕉らしいですね。

 

 

御朱印もいただきました。次は詩仙堂に向かいます。

 

 

金福寺から徒歩数分で詩仙堂につきました。

 

 

こちらは詩仙堂の名の由来にもなっている「凹凸窠(おうとつか)」です。上には中国の漢、晋、唐、宋の各時代から選出した大陸36詩仙の絵が描かれています。どれも狩野探幽作だと言われています。

 

右にかかれる「独坐鎮寰宇」というのは禅宗の言葉で、「居ながら天下を治める」を意味します。

 

 

こちらは「百花塢(ひゃっかのう)」という庭園です。

 

こちらも見頃を過ぎてしまったので観光客が一人も居なくて、坐ってゆっくりと眺めました。

 

 

入口に置かれてるお手水も綺麗です。

 

 

 

最後は御朱印もいただきました。

 

次は円光寺・鷺森神社・瑠璃光院・下鴨神社に行きます。

 

では。