2023年3月19日(日)
飛び石連休を利用して、体力作りの為に十和田に流鏑馬の練習に来ています。2日目の午後は、社長先生による「立ち透かし」レッスンです。初日にルビーちゃんとオパールちゃんに翻弄されている私を見て「騎乗姿勢が病み上がりだからかな
」と思ったようで
社長先生からマンツーマンレッスンを申し出てくださいました。
そして私が普段乗っている馬は、十和田の馬より小さいんです、という私の発言を元に、小さい子を用意してくれました
ちっちゃいけど、立派な大人のイザム君です
乗った事がない子に乗せて貰えるの、とっても嬉しいですどんな子かなあ
この子も山から降りて来た子のようです。
体格差、飛と比べてみましたが、よく分かりませんよね
そうしたら、社長先生が自ら背比べをしてくれました
社長先生は身長17?cm。身長差凄いです
多分イザム君は小次郎君や黒曜君と同じくらいの大きさです。
流鏑馬走路ではなく、丸馬場で練習です。普通に馬場レッスンをしている1会員+先生と、乗馬体験らしき2名のお客様+先生がいらっしゃる中、馬場を共有です。イザム君に跨って常歩、速歩。隅角で内方姿勢を取ると駈歩を出しがちなので、そこは抑えて「まだ駈歩の指示は出していないよ」と落ち着かせます。頭の良い子で、先読みをするんでしょうねイザム君の雰囲気を掴んだ所で駈歩です。直線で駈歩は出にくかったので、隅角で内方姿勢になった時に駈歩の指示を出します。最初のうちは私とイザム君のリズムが合わず、速歩に落ちがちでしたが、私がリズムを掴むと継続出来ました。
ここで騎乗姿勢を整えます。速歩までは普通に居鞍乗りをして、短蹄跡になった所で立ち透かしをして、隅角を曲がった所で駈歩の合図。私がせっかちで、まだ短蹄跡にいるのに駈歩の合図をしたりと、ちょっとタイミングがおかしい所でも私の指示通りに駈歩を出そうとする真面目なイザム君なんて賢い
馬場レッスンを受けているのが牝馬だったので、引きづられないように、近くに行かないように進行方向やスピードに注意して。また体験の方の近くも通らないように、気をつけながら走ります。
駈歩は左右とも手前を換えてやってみますが、顔を右に向けて斜めに走りがち。歩様的には右手前の方が得意そうだったので、後半は右手前で駈歩をしていました。立ち透かしの姿勢は、もっとお尻を鞍の後橋に乗り出すように、との指示でしたが、それ以外は特に訂正箇所はなかったよう。ということは、昨日の癖が強いお馬だと翻弄されて、本来出来るはずの姿勢が取れなかったという事ですね猛烈に反省です
お馬の様子にとらわれる事なく、この姿勢を保てるようにしなくては
駈歩で右に斜めに走りがちなのを、手綱でちょんちょんと意識づけして、なんとか真っ直ぐ走れるようになった時、社長先生が声を掛けます
手綱を放してご覧
手綱を放すと見事に右斜めに走行
今、手綱と舌鼓で真っ直ぐ走らせていたけど、手綱を放した途端に馬にワガママをされたね乗り始めは全身を使って馬に乗り方を教えて、徐々に指示を減らせていけたら良いね。最初は手綱、舌鼓、声掛け、鞭、脚と全身を使ってOK。意思疎通が出来上がったら、徐々に指示を減らしていって、最後は舌鼓だけで馬が言う事を聞くように仕上げて行きましょう。
はい理屈は分かっていたつもりですが、意識が足りなかったです
でも最後はイザム君と仲良く楽しく走る事ができて、ハッピーな時間でした
イザム君から降りてお手入れをして放牧場に帰すと、月子が馬装されていました。チーフ先生が調教の為に乗るようです。暇だったので「見ていて良いですか」と伺ったら快諾頂けたので、30分ほど見学させて頂きました。
月子ちゃん、綺麗な子ですよね
で、謎にヘルメットを被って見学をしている私に気がついた社長先生が、チーフ先生に「kiriさんがヘルメット被って見学してまーす」って言ってくれて
チーフ先生が「乗るかい
」って行ってくれたので、いそいそと月子ちゃんに乗せて頂きました。ちょっとだけ恐縮していたら、月子ちゃんは久しぶりに山から降りて来てから、まだ会員さんを乗せていないので、どんな感じか見てみたいから気にしないで
と言って頂けました
脚が長いチーフ先生なので、目一杯鐙革を伸ばしても、やっと私の足が届く長さだったので、立ち透かしは出来ずに居鞍乗りになりました。
常歩、速歩、から駈歩
チーフ先生がウェスタン式で調教をしているので、駈歩の合図はキスです。あんまり上手く出来なかったのですが、頭の良い月子ちゃんはちゃーんと駈歩をしてくれました
チーフ先生が「首が〜」と言っているのは、左手前だと問題ないのですが、右手前だと月子自身が上手く馬体をベンド出来ない、首が硬い、という事のようです。
この日は飛、イザム、月子と3頭に乗る事ができて大満足な日になりました宿に戻って、また露天風呂の中で弓の型の練習をして就寝
翌日はラストです。走り抜けます
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