私が訪れた北海道の山に「稲妻」という名前のセン馬がいます。額の流星がハリーポッターのような稲妻型なのが名前の由来。性格は穏やかで素敵な子です。


この山には道産子をメインとした100頭ほどの馬が半自然状態で飼育されています。100頭ほどの馬の中には小さな群がいくつもあります。通常大人になった牡馬(ボバと読みます。オス馬のことです)はボス馬によって群れから追い出されますが、セン馬(人間で言うとカンガンですね)はボス馬の度量によって群れに置いてもらえるケースと、認められずに群れから追い出されてしまうケースがあります。

セン馬の稲妻は群れに置いてもらえていましたが、ボス馬の代替わりがあり、新ボスによって群れから追い出されてしまいました。若いボスは狭量ですねもやもや急にひとりになってしまった稲妻青年えーん

寂しくて寂しくて。。。タラー

山のオーナーの軽トラックをエアー友達に見立て、そっと寄り添う姿は、見る人の涙を誘ったそうですタラー


そんな時、稲妻に友達が出来ましたピンクハートブルーハート

アングロアラブの牡馬(ボバ、オス馬)です。このアラブ君がモテまして。。。「素敵音符ルンルン」となった女子が、今までの自分の群れを捨てて、稲妻とアラブ君の2人群れに参加してきました。稲妻+アラブ+アラブ妻1+アラブ妻2。の4頭の群れになり、そしてそれぞれ仔馬も生まれて、6頭家族になったところで、思わぬ出来事が雷キラキラ

なんとアラブ君が売られてしまい、山を去ってしまったのですアセアセアセアセアセアセ

そこでアラブ君の元妻2頭と2頭の子供達は元の群れに戻ったかと言うと、そうではなくて雷そのまま稲妻と共に留まりました。稲妻的には親友の元妻とその子供たちの面倒を見ることになりました。

稲妻は流鏑馬用の馬として大変優秀な馬なので、時々この山から降りて出張に出かけます。すると毎回のように、出張から帰ってくると、仔馬が生まれます。不思議ですねニヤリそうしてどんどん大きい群れとなり、今では


稲妻軍団雷

とまで呼ばれる群れに成長しました。セン馬ながらボス馬として群れのメス馬、子供たちの面倒を大変よく見る稲妻。血の繋がらない子供たちと親友の元妻たちの面倒を見続けている稲妻雷

なんて良い奴ピンクハートキラキラルンルン

先日の流鏑馬大会でも大活躍の稲妻雷
きっと山では牝馬たちが子作りをしている事でしょう。。。そして今回私は乗る機会がありませんでしたが、友人が稲妻に乗ろうと山から下ろすときに、ずっと仔馬が

稲妻パパを連れて行かないでアセアセ

とトコトコついてきて切なかったそうです。

実は君のパパじゃないんだよタラー
血は繋がっていないんだよタラー

白い毛色の子で、明らかに稲妻とは似ていなかったとか。。。切ない。。。タラー

本当にいい奴な稲妻のお話でしたタラーピンクハートタラーピンクハートピンクハート

そうそう、モテる馬って環境で違ってきて、外敵がいる所では、強くて外敵から群れを守ってくれるマッチョな馬が人気となりますが、ここの山のように天敵がいない所では、細やかな心遣いが出来るオトコがモテるんだそうです。

「あれ、前髪切った?
「そのワンピース似合ってるねドレス
「そのピアス可愛いね指輪

見習いたい手

そして稲妻は細やかな気遣いが出来る草食系男子なのかしら乙女のトキメキ。。。。馬だから、そりゃ草食よね。。。

という

稲妻⚡️雷⚡️っていい奴晴れ

っというお話でしたウインクピンクハートキラキラブルーハートグリーンハート

いつか乗せて貰いたいですニコニコピンクハート

さて、明日はいよいよ。。。。
書きたくなかったアセアセ
空(くう)とのお別れですタラーアセアセタラーアセアセ


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