やはり歳を取ったと言う事でしょうか?と書き出してすぐ、心の中で『イヤッだねー…。そのうち腰が痛え、膝が痛え、物忘れがひどくなった…って?ったく、ただの年寄りの愚痴じゃねえか!イヤ、小言幸兵衛だよ…。(念のため、こごとこうべぇと言います。)歳ぁ…取りたかないね!』と嫌になってしまいました。

でもネ、どうもおかしな事だらけの様な気がしてならないんです。

今の世の中、どんな世界でも起きてるんじゃないか?とも思うのですが…それは…

「姥捨山」が今や常識になりつつあるのではないでしょうか?

勿論、働けなくなったお婆さんを山に捨ててくるって事ではありません。普通の生活の中で老人はどんどん切り捨てられていってるんじゃないでしょうか?

例えば、マイナンバーカードのマイナポイント。

2万ポイントと言ったって、スマホも持ってない、インターネットもやっていなけりゃ2万ポイント貰えません。基本部分は貰えたとしても今度はそれをどこで使うか?

また、某メガバンクのネットバンキングの場合、Web通帳にしてアクセスするだけでポイントが発生します。つまり、今の世の中、知らないと損をしてる事が山ほどあります。

一方でせっせとポイント貯めたり、クーポンを集めたりをこまめにして恩恵を被ってる人は沢山います。が、一方ではそんな世界とは無縁なままでいる人もまた沢山います。

保険の世界で今起こっていることで言うと、ペーパーレス化を徹底させようとしています。

そこで、起きてるのがお客様の申込み手続きの「電子署名」化です。何かというと、お客様に事前にメールアドレスを登録をしてもらい、そのアドレスに申込書をファイル添付してメールで送るのです。お客様はそのメールを開き、本文に添付されているファイルを開いて中身を確認し「その内容で間違いない。更新する。」と決めたら、更新するという意思を確認したと言う意味で、「意思確認シート」と言うものを開いて、所定の欄にお名前をご自身で入力して頂くことで、以前の様に申込書にご署名、ご捺印したと同じことになると言うものです。意思確認シートは申込書と同じく、お届けするメールにファイル添付されています。お客様の手順としては、以下の通りです。↓

お客様にメールが届いた。メールを開く、メールに添付されている申込書を確認するためにパスコードを入力して開いていだだき、申込書の内容を確認していただきます。

次に、意思確認シートですが、こちらは申込書と同じようににファイル添付されていて、申込書のPDFデータのあるタブの隣のタブを開くと出てきます。

そして、下にスクロールして

これまでご契約の時にされていたご署名が、お名前をご入力いただくだけでいいと言う流れになります。なので、慣れてしまえば簡単なのですが、どこをどう開けばいいのか?何に何を入力すればいいのか?どこを✔️すればいいのか?戸惑われる方が多くいるのでないか?と思います。

然も、それをスマホに送った場合、スマホの小さな画面でピンチアウトもせずに、つまり画面を拡大せずに、内容を確認する事は不可能です。

と言っても、一つ一つの知りたい部分を実際にいちいちピンチアウトして確認するなんて言う大変な作業をする人はほとんどいないと思います。

重要事項説明書の確認など、なおのこと無理な話だと思います。あの小さな字をスマホで確認するのは…。

然し、お客様が意思確認シートを開いてお名前の入力をして、手続きを完了すれば契約が完了したことになるのです。

なので、私はお客様が困らない様に、別途に申込書のお客様控えと電子署名手続きの手順書を見積書や重要事項説明書がついたパンフレット、つまり「紙」で作成したものを、お客様に事前に郵送し、場合によってはその上でお客様のところに行き、手順の説明を含めて、更新内容の説明をする様にしています。

この手順書は自前で作成したものです。

保険会社ではそれ用の案内のリーフレットも説明書も用意していません。

その為、私は自分の契約を電子署名手続きで行い、保険会社から私宛にメールで送り、それをPCで開き、一つ一つ画面をスクショして、画面が遷移した後にどう言う手続きを取ればいいのかを最後まで画面印刷し、それらを今度ワードに落とし込んで、説明文を入れ、必要な箇所に赤の矢印を入れたり、吹き出しを入れて説明したりして、手順書を作成しました。

結局、徹夜になりました。

それを、今度はお客様に送る時に、手順書をホチキス留めしただけではバラバラになる恐れがあるので、プラレール付きのクリアファイルで冊子の様にして閉じます。すると十数ページになります。それに申込書のお客様控え。手順書の案内も含めた更新の挨拶状、パンフレット、見積書、そうなると、それらを入れるためには、レターパックで送らなければなりません。

一体、どれだけの費用と労力が掛かっているか!?

然し、それが例えお支払い保険料5,000円だったとしても、つまり、代理店の収入が500円だったとしても、私はお客様に理解していただく為には、後々問題のない契約の締結にする為には、やらなければならない事と思っております。

因みに、それだけ手弁当でやっても、あくまで自主的にやってるわけですから、もちろん代理店手数料が増える訳ではありません。

つまり、同じ収入で費用と労力がこれまでの4倍位になってる訳です。

逆に言えば収入が四分の一に減らされている様なものです。

然し、客観的に見れば、それは自分でやってる事だから、減らされてる訳ではありません。自分で減らしているのです。こんなふうに愚痴ったり、文句を言ったところで、「それは、やり方が下手なのだ!」と言われてしまうのがオチです。確かに、そうでしょう。その通りです。然し、そうした手続きに慣れていない人も多くいらっしゃるし、メールもインターネットもやってない人も沢山います。

スマホは持ってても、電話とラインだけで後は使い方がわからないと言う人もいます。

だから、私はこうした方法で案内する以外に方法は無いと思っています。それがお客さんを守り、自分を守ることに繋がると思うからです。

私には、今の世の中どうもおかしな方向に行ってる様な気がしてなりません。

すみません。今回はどうも愚痴で終わってしまいました。お許しください。