「さっきのモー子さん、すごっく格好良かった~~!!」

バスの中、キョーコはキラキラした目で奏江をみるので、

「あ、あんなの、別に格好良くなんてないでしょうがっ。」

だから、そんな目で見るなと奏江は思いながら否定したが、

「ううん~!やっぱり格好良かったよ~!!モー子さんが男の人だったら好きになっちゃうくらい!!」
「ば、バカじゃないの!?」

彼女が自分を誉めちぎるので奏江をふんと窓側に顔を向ける。

「モー子さん。」
「な、なによ。」
「CM、頑張ってね?」
「…あんたに言われなくても頑張るわよ。」
「そっか…。」

それもそうだよねと寂しそうにキョーコは言うと、

「…ありがとう。」

急に奏江にお礼を言われたため、え?と空耳かと思ったが、

「あんたがいなかったら、私はずっとあの子から逃げ続けて小さな入り口を探してるしかなかったと思う…だから、ありがとう。」

こちらに再び顔を向けられて、お礼を言われた。

「…うん、どういたしまして。」

にこっとキョーコは嬉しそうに笑い、

(本当にありがとう…キョーコ。)

奏江も微笑んだのだった。



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ここからオマケ

キョ「ってモー子さんがいったんです!!」
蓮「…へぇ。」
キョ「モー子さん、すごく格好良くて!!私、本気でモー子が男の人だったら好きになっちゃいそうです!」
蓮「……。」
キョ「…?敦賀さんどうかしました?」
蓮「あ、いや…なんでもないよ?」
キョ「そうですか?あ、そのあとモー子さんがですね!」
蓮「……。」

その翌日。

蓮「社さん。」
社「なんだ?」
蓮「恋敵が女性の場合どうしたらいいですかね?」
社「…は?」
蓮「さすがに相手は女性ですし、手荒な真似は…。」
社「え…!?ちょ、まて…!!お前はなんの話をしてるんだよ!!」
蓮「ですから、恋敵が女性の場合はどう消せばいいのかと…。」
社「消すな…!!と言うか、女性に嫉妬するなよ!!心が狭いぞ…!?」
蓮「なんとでも言ってください。これも俺の愛です。」
社「開き直るな!!」
蓮「で、消すにはどうしたらいいですかね?」
社「だから消すなって言ってるだろうが~!!」

その後、必死に説得する社と笑顔なのに黒いオーラをまとった蓮がいた言う…。


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あとがき

と言うわけで“ツンデレ”編は終わりました。

すみません、本当にほとんど原作にすがりました(>_<)

理由はやはりネタが思いつかないことです。キョーコの頭がうらやましい…。


そんなローズでした。