このお話は「コタツで蓮キョ祭り」 の企画ものです。ひかりさまの絵を貼らせていただきましたw

それではどうぞ


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寒い、寒い冬。

日本にはコタツと言う暖房器具がある。

コタツと言えば、まずミカンと猫だ。

俺の実家では、冬になるとコタツが出て、猫たちがコタツの中で丸くなり、俺も温かなコタツで温まりながら、ミカンを食べるのだが、

「…最上さんの負けだね、はい。あーん。」

コタツの向こう側でキラキラした蓮がミカンを剥くと、俺たちのサイド側に入ってるキョーコちゃんに食べさせようとする。



princess tiara




「うう…あ、あーん。」

観念したように彼女は涙目で口をあけ、ミカンを受け入れたが、必然的に蓮の指が唇に当たった。

その瞬間、アイツは色気を出して、唇が触れたその指をペロリと舐める。

「$¢£%!?」

真っ赤になるキョーコちゃん。うん、そうだよね。誰でもそうなるよ、たぶん。

…と言うか、俺の存在忘れてないか?すごい居たたまれないんだけど…。

そもそも、何で俺がこんな居たたまれない場所に居なきゃならないかと言うと、キョーコちゃんに蓮の食事の依頼をしたら、俺も一緒にと言われて、断ろうとしたけど断れず…蓮の家でコタツに入りながら、鍋パーティーをすることになった。

でもさ、俺思ったんだよ。去年までアイツの家にコタツなんてなかったのに、いつ買ったんだろうって…。

そう聞いたら、蓮なんて言ったと思う?

『最上さんがコタツからなかなか出られないって聞いたので。』

って言ったんだぞ?つまり、キョーコちゃんを引き止めたいがゆえにコタツを買ったんだ。コイツは。

「…あ、また俺の勝ちだね。そうだなぁ、じゃあ、今度は俺に食べさせて?」
「ふぇ!?」

ちなみに今は食事がすんで、まったりモードなんだが…キョーコちゃんにとっては全然まったりじゃない。

二人はトランプをしていて賭事をしている。

かけているものは、勝った人が負けた人に一回命令できる権利。

最初は渋ってた彼女だけど、蓮にのせられて、結局のってしまった。

「わ、わかりましたっ。あ、あーん。」
「あーん。」

ぱくっと蓮はキョーコちゃんの指まで口に含んだ。

「きゃ…きゃぁあああ!!」
「うん、おいしい。」
「な…なななな舐め…!?」
「とても美味しかったよ、最上さんが。」
「〇%£¢$!?」

…本気で帰っていいかな?俺…。

そして俺は帰ろうにも、言い出せぬ空気にキョーコちゃんが怒って泣き出すまで、二人を見ているしかなかったのだった…。



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あとがき

はい、すみません。くだらないものになりましたm(_ _)m

ギャグを狙ったらこうなったと言う…。

それではまたノシ


ローズ