ある台所の物語 あおい月に 長い髪染めながら むねに触れた 君の熱きくちづけよ わかれし日の疲れ果てた青い月よ パリの丘に 君を抱きし思い出よ あ~、丘の上に月はのぼり まるい胸も 細い腰もなやましく かなしささえ君を思えば 消えてゆく よいしれて 抱き合いて眠るよる パリの丘に君をだきし思い出よ あ~丘の上に月はのぼり なつかしいムーラン 今宵も回る きみを待ちし丘の上に ひともなく あ~はかなき夢を終えて 涙ぐむ