好きかと訊かれると少し違うが、この頃よく遠出のドライブをする。

 

わが住むところの代表的な観光ヴュー

 

堀切峠を過ぎて内海に至る海岸道路だ。

 

ひいてはもっと行くと日南市に至る。

 

むかしは、新婚旅行のメッカともいわれ、遥かこの先にある鵜戸神宮迄のシャンシャン馬道中が人気を集め新婚の方々が次から次に来県していた。

 

それも、決まったように花嫁は丸っこい帽子に白いコートを着て新婚花嫁の定番姿だった。

 

その方々ももう80歳代は過ぎておられるだろう。

 

そんな道を急ぐことなく流れに乗ってドライブする。

 

水平線迄見遥かす好天気に恵まれた。

 

さしたる目的もないドライブは快適そのもの。

 

ところ変われば品変わるの言葉の通り、日南のスーパーは目新しいものがあり、食料を中心にそして魚もたくさん買い込んだ。

 

今、新緑の美しい時季

 

緑のエネルギーに吸い込まれそうな錯覚を感じながら駆る。

 

飫肥杉が美しく列植えされている山肌は新緑と若緑が織りなすグラデーションの妙を著す。

 

真顔真顔真顔真顔真顔

 

短歌をどうぞ!

 

2024-6-3  6首

 

高速を使わず走る帰り道山脈深く尾根霞みたり

 

飫肥杉の並ぶ山なみ緑なり稽古の行かぬ鶯の声

 

突然に視界が開らけて見える海堀切峠はむかしと変わらず

 

何処へ行く海のかなたの貨物船私の知らぬ世界を思う

 

釣り場には絶好なりという岬離合の大きなトラックが来る

 

たべすぎは到底止まずランチ後の腹も空かぬに口が卑しい