北側の窓に置いたセントポーリアの花が今年も可愛く咲きました。

 

 

短歌  6首

 

可愛さはひとしおなりぬ生き延びるための水しか与えていない

 

  セントポーリア

 

「病院のはしご」とふざけて言ってみる皮膚科に眼科ああ忙しい

 

  忙しいなんて言葉は使わないようにしていまーす!

 

魚の目が足をいたぶり痛みおりそれでもすまして歩こうとする

 

町ゆけば昔はあった「履物屋」下駄が恋しい赤い鼻緒の

 

竹の皮草履を作る祖母がいて古布(きれ)を裂いて鼻緒をつくれり

 

ウオの目を素手で治療をしてくれるドクターの指をじっと見ている