一つ一つ今年の仕事が終わっていく。

 

良いお年を!

 

そんな言葉を交わしながら今年最後の分かれを言う。

 

96歳になったヨシ○さんは、月2回の定例練習をよほどのことがない限り休まれない。

 

メンバーの方がいつも寄り添って送り迎えをされる。

 

クリスマスも近いので赤鼻のトナカイを歌って歌いじめにした。

 

来年の歌い初めには新春の歌を歌おう。

 

歌うことの大好きな方々だ。

 

キョロキョロ

 

短歌  13首

   

2023-12-20

 

大粒のキンカンたわわに実りたり2~3個落ちたるは小鳥の仕業

 

寒さゆえかきじ猫の姿庭になし二日も見ずば気になりてくる

 

手料理の食卓囲み悦に入る女忘年会の日付が変わる

 

  午前様 ご馳走様 お世話様

 

庭どれのおでん大根のサラダなど小皿にこんもり取りて美味しい

 

  おでん大根は皮ごと食べても美味しいのです。

 

巻きずしにレタス巻きあり牛肉のローストもありてポテサラもあり

 

  巻きずし・レタス巻き・ローストビーフ・ポテトサラダ・大根サラダ・鶏とねぎの串焼き・刺身・白和え・生ハムのチーズ巻き・トリモツの香味焼き・・・まだたくさんありましたが思い出せません。

 

ゴロゴロと転がる瓶が増えていく少しほんのりほほも染まりて

 

午前二時化粧を落として寝支度をすれば遠くで犬の遠吠え

 

タクシーを離れたところで降りるのはご近所様を起こさないため

 

音の出る靴が気になる時もある靴を手に持ち音たてず歩く

 

  ・・ってなこともあるのです。

 

煌々と月空にあればほの明かり塀に吾影妖しく動く

 

忘年会何の話をしたかとは外にいうまい漏らすまいぞよ

 

  ・・ってほどのことはないのですが、ほんとに他愛のない話ばかりの言いたい放題っていいものです。

 

あの友が作ってくれた茶碗蒸し今はもう居ず味だけ残る

 

  洋裁や料理が得意な人でした。

 

夜更けには庭に出るのも恐ろしや昼間と違う妖気漂う