短歌
2023-12-11 27首
裏庭にひっそりと咲く白椿この時季今年の秘かな営み
清廉の極みとみえて白椿北側の庭に日差しも受けず
しろつばきかな?さざんかかな?
ガラス戸を一枚隔てて白椿ピアノ弾くわれをしっかり見ている
外猫は小さな陽だまりに暖を取る今日は食欲あまりないらし
冷蔵庫残りの野菜を切り刻みお好み焼きを作りて旨し
街中の喧騒に混じり聞こえ来るサイレンの音遠ざかりゆく
救急車行きつくところに痛み持ち命の危機と向き合う人や
青太に走る人の列絶えなくて思わず手を振り声掛けをする
青島太平洋マラソンを略して青太マラソンと・・・。1万人以上の人たちが走ったと報じる。
弾き語り曲を集めて一冊のノートを作り持ち歩きたり
聞きたいという人があればどこへでも行きますわよー!
リハの日を決めて整えラインにて連絡を取る雨の日の午後
ワードにて作るチラシはスムーズにイメージの通り出来上がりたり
来年2月のコンサートの準備が始まっています!
抗がん剤こんなに髪が抜けたのよそれでも働く人の明るさ
この齢でときには母を母ちゃんと呼んですがってみたい日もある
この齢で時には父をとおちゃんと呼んで不安を振り払いたい
そんなときもあるのです。
この道のこんな思い出蘇るどこもかしこも想い出の道
あの橋の下で釣り糸垂らしては騒ぎまくった美々津大橋
何を釣ったんだろう?ハヤ?
寺迫の近くの坂を下りゆく山陰の村のもみじは赤く
日のあたる時間が短い村なのと山陰を通る時の案内
水清谷日の当たる村尾鈴山北側を見て水清き村
渋皮煮忘れ難きは水清谷生まれのおばちゃんが作りしものよ
何もかも昔々の物語あの人この人みんな逝きたる
想い出を辿りてゆけば見る景色変われどはしる道は変わらず
郷愁とはそんなものかと独り言ち幼き頃の思い出に抱かる
山が呼ぶ山のあなたの幸が呼ぶ行きて深き懐に抱かれん
あの山麓少しく遠回りの道なれば次回は行こうぞ時間気にせず
マニキュアを赤に塗りてや心地好き何かするたび指美しく
欲しいのは少しの勇気とあと一息自己表現をする思い切り