茶色のストラップ
頭文字をかたどったこんなストライプが送られてきた。
「礼子おばあちゃんよりもらったランドセルをリメイクに出していたのが届きました!是非使ったください。」
遠くに住むただ一人の孫からの手紙とともに・・。
思えば、小学校に入る時に
「ランドセルの色、何色にする?」とママに言われて選んだ色がこの茶色だった。
赤などの色は選ばない。
6年間背負って6年を終え、今は中2の学年で、入学前からブラスバンド部にあこがれて入部した部活でトロンボーンを吹いている。
人気の高い部活で部員数が100名を超えるそうだが、コンサートの写真を見ると後ろの列のトロンボーン軍団の中で吹いているようだ。
6年間背負ったランドセルと思えば、このストラップにも愛しさが湧く。
2023-4-29 11首
わたしにはこの生き方しかできぬ煮つけの味もいつもこの味
遠く住む孫のラインをかいま読むふと気づく今は4時間目かなと
中2の孫です。
生き方を指南する人ありて嬉しい気もするうるさい気もする
はい!ご指摘はありがたく受け止めます!
一瞬の無音の静かさがふと不安次の騒音がもどる間の
チケットのデザインをして出来上がるマイプリンターに手で礼をいう
フランス語で歌わぬまでもバルバラの曲の訳詞にこころときめく
波打ってどう仕様もなしこの齢でその困難を乗り越えよとや
じゃが芋の新芽が数個伸びてきて希望の光はちょとおおげさか
草草のしぶとさ間近に見る時に生きることへの教訓思う
となり猫我が遣る餌をひたに待つそのまなざしの真剣を見る