沖縄古典伝承音楽を聴く機会があった。
はるばる沖縄からきた伊礼さんという古楽伝承者とその弟子である宮崎在住の46歳のお若いお弟子さん。
二人の息は全く持って楽器の音も声もぴたりと一致して乱れない。
修行の自己に対する厳しさがうかがい知れた。
曲の内容は三線と声で構成され、いずれも世界共通の「愛の歌」だ。
沖縄の古い時代の言葉で歌われる歌なのだが、私たちがただ聞いても意味は分からない。
一生懸命対訳を書いた書き物と照合しながらきいた。
世にあふれる愛の歌であるはずなのにところ変われば音楽も変わるものだと少しく驚いた。
伝承のもとになる譜面を見せてもらった。譜面というより縦書きの独特の記号を付着させた暗号のような謎めいた趣を持つ譜面だ。
古典とは自己解釈ではいけないのだ。
あくまでも作品に忠実に再現することを課せられる.
歌と三線の兼ね合いもゆかしいその演奏に聞き入った。
2023-3-4 短歌 11首
腰高くきりりと着付けた伝統の袴姿に背筋を伸ばす
時にはこういう正装もいいもんですね。
時を超え歌われし歌は愛の歌時代は変わり人も代わるに
シャンソンにもそういう歌が星の数ほど・・。
影作るつつじを切って根を掘ればアネモネがさっそく花を咲かせた
吊り鉢に咲いたビオラのムラサキがときどき揺れて春風の吹く
わかったよお前の名前が黒キジよ「コマキ」というんだとふとしたことで
ひよ一羽塀に留まりて動かざるコマキの餌があるのを知って
金柑も千両も万両も実はすべて鳥たちの餌となって消えゆく
そうかいね飼われていてもうちに来る私が目当てかそれとも餌か
わかってるじゃぁないの!餌でしかないよ!
学校の中が迷路になっているそんな不思議な夢をよく見る
夢の中たくさん人がいるのになぜ物音ひとつしないのだろう
色がついていないのが夢・・とか言われていたけど、私の場合音がしないわねぇ!
二回ほど人前で歌うことあれば譜面を分けてファイルに収める