親戚の家から山ブキをたくさんいただきました。

フキの類が出てくると「5月だなぁ」と思います。


処理の仕方はいろいろあるのですが


私は、以前働いていた厨房でおばちゃんズに教えて頂いた方法を、頑なに続けています。
(そのおばちゃんの炊いたフキが絶品だったから)




皮をスーッと引いてゆく (このスーッが好き)


指先は真っ黒になるけれど、自分で手をかけなければわからないこの愛おしさ





私が聞いた方法では、剥いた皮と一緒に蕗を水に放って、その水で茹でます

そうすると青く色よく仕上がるらしい




固めに湯がいてすぐに冷水に  あら、きれい


重層などを使うともっと青くなるみたいですが
私はできるだけ自然な色がいいので、塩茹でだけで十分です。





そして、今回はニシンと炊いてみました。


野菜やお揚げをニシンと一緒に炊くのは、福井の田舎料理のテッパンですね
北前船がもたらした食文化



今日の出来は うんうん、なかなか ウマイ




・・・・・・で も 


何か あと一歩なんだよなぁー

どうしても、田舎のおばちゃんズのあの味にならない
うす味っぽいんだけど 素材のうま味しっかり、香りと歯ごたえがちゃんと残る あの煮方。



納得できる「フキとニシンの炊いたの」が作れるようになるまでには
あと何回「5月」が廻ってこなければいけないんだろう(´・ω・`)



まだまだよのぅ


気長に 精進しましょう