先週、遠くハンガリーのブダペストから、海外のエスプレッソ抽出マニア達の間で話題になっているデジタルデバイスが、私のもとに届きました。
『Pressensor transducer bundle for the Flair 58 & for the Flair PRO2 M6 to M9 adapter』
エスプレッソマシンに取り付けるBluetooth対応デジタル圧力センサーと専用アダプターのセットです。
このBluetooth対応デジタル圧力センサーと、同じくBluetooth対応コーヒースケールを、Pressensorが提供する無料モバイルアプリ『Pressensor CF』に接続することで、圧力・流量・重量といった抽出データをリアルタイムで表示・記録し、抽出プロファイルを保存して比較できます。
Instagramで私のお師匠様である@pbrewinghouseさんがPressensorとタイアップして紹介している投稿を見て、デバイスマニアの私はどうしても欲しくなり、熱烈なラブコールを送って交渉を重ねた結果、日本初上陸となるPressensorをタイアップとして提供して頂きました。
開梱とPRO2へ取り付けの様子はこちら。↓
主にFlair 58で使う事になりますが、Flair PRO2用のM6 to M9 adapterが新たにリリースされたばかりなので、宣伝を兼ねて先ずはPRO2に取り付けてみました。
これぞアナログとデジタルの融合!超クール。
格好良い。個人的にストライクゾーンのど真ん中って感じです。
因みにこのPressensor、高性能なだけあって価格はFlair 58用/Flair PRO2用ともに€330.71・・今日(2023/6/15)現在の為替レートで¥50,582という高級デバイス。実はPRO2本体の価格よりも高かったりします。
かなり贅沢なPRO2の出来上がり。
早速、Pressensorを試してみました。
NORMCOREのPRO2用45.5㎜ バリスタツールでパックの準備を終えたら、いよいよPressensorを使っての抽出です。
このようにエスプレッソの抽出プロファイルをグラフ化して記録・保存することで、抽出プロファイルの比較や調整を容易に行う事が可能になります。
例えば一つの例として、普段は9barまで圧力を上げて抽出しているが、6barで抽出したらどんな違いがあるのか?その時の味は?香りは?このような比較を数値を基に行えるようになる・・という事です。
また圧力に対しての流量を可視化することで、粒度の調整もデータに基づいて行う事ができるようになります。
最高の味わいを求める抽出マニアにとっては、正に理想的なデバイス。
かなり面白いですよ。
次回はFlair 58に取り付けて試してみます。