きりんの思い出シリーズ
その1
レジェンド・オブ・ミシカの
最終公演の奇跡を伝えたい!
「レジェンド・オブ・ミシカ」は、2006年7月14日から2014年9月7日まで東京ディズニーシーで開催された2代目レギュラーデイタイム・ハーバーショーである。講談社が提供した。通称「ミシカ」
(ウィキペディアより)
壮大なスケールで行われたこのショー。
曲は「スティッチ」「ロジャーラビット」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
などを手掛けた
アラン・シルヴェストリさん
エンディング曲を歌うのは
ミーシャ
その最終公演
行かねば❗️
大量の徹夜組さんも発生
きりんは当日の始発で舞浜入。
最終公演を悲しむオタ(ゲスト)の気持ちのように
空は今にも泣き出しそう。
すでにハーバーの周りは
ゲストで埋め尽くされている。
いつもミシカを見ていた
フォートレス・エクスプロレーションに
相方と向かう。
しかし、すでにフォートレスエクスプロレーションの上も1列目は空いていない。
しかも、強風でみんな飛ばされそう。
迷わず、フォートレスエクスプロレーションの別の場所を探すと
階段の上に小さな踊り場があり
誰もいない。
キャストさんに、許可を得て
ここを終の住処とした。
程なくして
雨。
傘もレジャーシートも持たずに来たので
買い出しに行く。
ちょうど目の前に柵があり
後ろは壁なので、傘を柵に掛けると
テントみたいになった。
その時点で9時30分頃
ミシカが始まるのが
16時。
あと、7時間
雨はさらに強くなり
風もハンパない
9月なのに寒い
ものすごく寒い
しかたないのでまた羽織る物の買い出し
階段を滝のように雨が流れる
当然、悪天候の場合ショーは中止
それでも待つ
メディテレーニアンハーバーに集う
オタ全員が空へ願いをかける。
晴れて…
晴れろ!
いや、贅沢は言わない
雨よ やんで…
その間も
ハーバーの周りは人垣が幾重にもなっていく
さらに雨が強くなる
神様なんかいない
そして軌跡がおきる
開始時間が迫るにつれ
雨がやみ始めた。
風もおさまってきた。
キャストさんが総出で、雑巾とモップで
通路を拭き始めた
開始15分前
森川のいつものアナウンス
センターのバージが登場する
もう泣いている人続出
そして
最後のレジェンド・オブ・ミシカが始まった
ショーの途中
雲の切れ間から青空が見える
ミッキーの上の雲間から光が差しこむ
最終公演
なんと!完全版で走り抜けた
パイロもカイトもなにも欠けなかった
ミッキーのいつもの台詞
「また、会おうね」
もう会えないよ
ありがとうの拍手がわきあがる
涙がとまらない
出演者、キャラクターが去った後も
みんなメディテレーニアンハーバーを離ない
カイトのいかだ
太鼓
フラッグ
撤収されるたびに拍手がおこる
「ありがとう」の声がハーバーにこだまする。
ありがとう
レジェンド・オブ・ミシカ
海の動物達は
人間同士が、この先争うことなく
音楽が響き渡る世界で
一つの家族のように生きていく事を信じて
ミシカの門を開いて海の底へと帰って行った。
わたし達はそれを忘れない。
「世界は一つ
ボク達は、家族」
7時間
地蔵ができる事がわかってしまった。
(地蔵とは → ショーなどの開始何時間も前から
通路に座って待つ人間のこと
その様子が、お地蔵さんに似ているから付いた)
さらなり高みを……