3月24日(土)

 

般若姫が竜神の怒りを鎮めるため

入水したと伝えられる大畠瀬戸。

 

 

 

姫を祀る般若寺の仁王門。

春秋のお彼岸に門の中心を通り

真西に沈む夕日を拝む

「日想観」が行われます。

 

 

仁王門を貫く西日を見たくて

開山1400年の古刹 般若寺に行ってきました。

 

神々しい光が

極楽浄土の世界を想起させます。

 

 

こちら側が現世。

向こうが 西方浄土。

 

 

目を閉じると

網膜に焼き付いた西日が

実体のように輝きはじめました。

 

 

拝む人、

ファインダーを覗く人、

想い想いに

夕日に臨む人々。

 

 

阿と吽の山門の真ん中で

十数分間の

天体法要。

 

 

残照で

静かに幕が下り、

畏敬を胸に帰路に就きました。