6月2日(日) 田舎にて
「老婆は一日にして成らず」
の格言(?)同様、
「のすたる爺」が出現するには
長い年月を要します。
向こうに
ぼんやり見える 白いものは・・・。
違う角度から
こんなカンジ。
小高い丘の上に
鎮座まします お地蔵さん。
母の毎日の お散歩コースです。
形がユニークでしょ。
笠をかぶってらっしゃる・・・。
「そのまんまか~い !? 」
その昔
陣笠をかぶった 位の高そうな
お侍が行き倒れになって
村人が供養して建立したのだとか。
この話を聞いて
平家の落人 ?? と ピンときたのですが、
碑文には「元文三年」と刻まれているらしく、
それは 西暦1738年
8代将軍吉宗の頃なので
時代が合わない・・・。
いずれにせよ
歴史のロマンを感じさせますネ。
この場所は 旧街道の峠にあたり
行きかう多くの人々が足を止め
手を合わせたことでしょう。
旧街道を歩くと 緑に包まれ
ひときわ懐かしい気分にひたりました。
葱坊主
旧街道沿いに棚田が広がり
見上げた畦にアザミ・・・。
見覚えのあるデジャブの風景・・・。
日本人のDNAに刷り込まれている
里山の原風景。
田舎には いたるところに
水面が出現していました。
(何回か前のブログで田植えは終わったと
書きましたが 早稲だったようです。ゴメンナサイ)
今が田植えの真っ最中。
田んぼに水が張られ
いたる所に鏡が出来て
里山を映していました。
日が傾いてきました。
ああ・・この感覚・・・。
胃がシクシクするような
切ないカンジ・・・。
ああ・・振り向けば
「のすたる爺」・・・。
ちなみに うちに実在する爺は
村のカラオケ大会で
「千の風になって」を
朗々と唄い上げ
(但しテンポは外した )
(1コマ目の写真の種明かし)
周囲をドン引きさせたことがあります。
どうか
いつまでも 元気で。






















