5月19日
雨です・・・。
いつも 雨の日は
田舎行きを止めてしまう私ですが、
先週植えた落花生が気になります。
足元が悪いけど
ちょっと見に行こうと思います。
田舎は 雨に煙っていました。
「あっ !!」
芽を出しています。
雨でやわらかくなった地面を持ち上げ
落花生の半立ち君が
腕を伸ばそうとしています。
スズランのような白い花が咲いていた
ブルーベリー(ハイブッシュ)に
小さな実が・・・。
大きいのは
1円玉くらいになります。
熟れるのが楽しみです。
雨の景色も 嫌いじゃありませんヨ。
ずいぶん前 福岡に住んでいた頃
大濠公園の福岡市美術館の
シカゴ美術館・印象派展で
1枚の絵に出会いました。
瑞々しい緑の田園風景。
薄ぼんやりと隅々まで不思議に明るい画面に
心の琴がポロンと鳴りました。
・・・雨が降っているんだ。
「慈雨」のワードがフラッシュのように煌きました。
私は その絵の前から
しばらく離れられなくなってしまいました。
ピサロ 「エラニー 6月の雨模様の日」
私の心に住着いてしまった絵・・・。
これは ピサロじゃなく
5/19の田舎です。
こんな 間接照明のような
薄明るい絵でした。
手許に置きたくて画集を探しましたが
未だ見つかりません。
ピンでなくても
シスレーやコローなどと併載の画集は沢山ありますが、
どれにも この絵は載っていないのです。
あの日 焼きついた残像を愛しむばかり。
田舎には
慈雨が降っています。
だから
雨の日も 好きです。






