11月25日(日)
肌寒くなりました。
気付けば もうすぐ12月。
田舎は冬の気配。
中学校の校庭の隅の柿は
葉もまばら。
寒々とした姿になりました。
ところで こんなに大きな柿の木も
珍しいですね。
校庭から裏山にのびる坂道。
朝 降った雨のせいで
杉や檜の落ち葉が
路面に張り付いています。
坂の上には
小さな神社。
社の前には
一対の石の狛犬。
口を開けた阿(あ)像と
閉じた吽(うん)像の組合せ。
仁王像も同様です。
小学校で図工の写生の時間
これをスケッチしたことを
ふと思い出しました。
赤土の境内は
水はけが悪く
地表にコケ類がはびこっています。
苔の毛氈のうえに
落ち葉がつくる錦絵。
瑞々しい緑に紅葉。
色のコントラストが美しい。
いったい 何種類あるのやら
ここは 苔のパラダイス。
地面を覗き込み
違う種類の苔を探すのに
夢中になってしまいました。
誰かがいたら
不審者視されたことでしょう。
太古のジャングルのよう
よく見ると 形も色も様々。
苔ガーデンの居心地がよかったのか
春でもないのに
どんぐりが芽吹いています。
一角に放置された廃マイクロバス。
バスの前は ゲートボールのコートで、
用具入れに利用されています。
いつのまにか
グレイの冬空になっていました。
北風が 頬に冷たい。
雪がちらつきそうな天気。
鉄塔大王(かってに命名)も
口を真一文字に結び
冬将軍の到着を待っています。





















