8月13日
お盆なので実家に行くと
たし・たし・たし・たし・・・
近寄る小動物
「よく来たね」
まみちゃんのお出迎え。
どっこい しょっと
「じゃぁ」
「お腹を さすって♪」
今の季節には少々暑苦しい
相変わらずの甘えっぷりです。
青いサルビアが咲いていました。
苺キャンディーのような花や
なんだか花火を連想させる
派手な花も。
きょうは夏祭り。
金魚ちょうちん祭り。
19時すぎ 薄暗くなるのを待って
祭りを見にいきました。
金魚ちょうちんを模した
「ねぶた」が繰り出します。
金魚の図案に厳密な指定はないらしく
それぞれ製作者の感性に任せているようす。
ビミョウにデフォルメされ
パチもんっぽいのもいて笑えます。
白壁の古びた通りは
身動きできないほど
人ごみに埋め尽くされています。
人の川が ゆっくりと流れていきます。
人ごみに酔った わたしは 流れを抜け出し
軒先のちょうちんの下で
ラムネを飲んで 一休み。
人口3万5千の田舎町に
5万人の人出。
文字通りの「お祭りさわぎ」。
今年で21回目のイベント。
案外 浅い歴史にビックリ。
でも 今では 結構 有名なお祭りになりました。
ユーモラスな表情の金魚たちが
お囃子に合わせて行進します。
時々 立ち止まり
クルクル回転してアピール。
思い思いの電飾をこらし
シンプルなビートにのって練り歩きます。
通りには 烏賊やとうもろこしを焼く
醤油と砂糖が焦げた匂いが漂っています。
日本人のDNAを直撃する香り。
蒲焼の煙をおかずにご飯を食べるけちな男に
煙代を請求するけちな鰻屋。
男が支払ったのは「チャリン」というお金の音だけ。
落語のネタが あながち荒唐無稽と思えないほど
煙だけでリアルに食欲をそそられます。
夏祭りは なぜか
幼い頃にしまったまま 忘れていた
匂いやメロディーや色彩を呼び覚まします。
郷愁に似た 切ない面影も・・・。
漆黒の空に咲く眩い幻燈
真夏の夜の夢・・・。
やがて 静寂の幕が下り今年も 夏が行きます。



















