依存とは
他のものに寄りかかり
それによって成り立つこと。
正しい読み方は「いそん」。
しかし「いぞん」も大丈夫
マラソン、推し、薬、マラソン、酒…
誰でも何かに依存して生きている。
困ったことがあった時、辛い時に
自分を支えてくれるものや
頼れる誰かがいないと困る
だから依存することは
悪いことではない
ただ、依存の大きさが
自分や周りの人の生活を
破綻させるほどに大きくなり過ぎると
依存症。
もうやめたい
やめなくてはならない
と思っていても、自分の意志の力では
どうにもならない。
依存の種類は人の数だけあって
それぞれ、仕組みや解決法なども
異なるのだろうと思う。
例えば、ギャンブル。
ギャンブルをたしなむ程度の人と
どっぷり依存する人の違いは
脳の前頭前野の活動にある。
ギャンブルにハマる人は、
ギャンブル時に、
リスクの高低を判断する
前頭前野の活動が低下する
という研究がある。
この賭けは損をしそうだから
やめとこう
もうだいぶお金を使ったから、この辺で
やめとこう
という正常な判断ができなくなるのだ。
これは遺伝的な要因と言
われている。
ということは、持って生まれた能力。
つまりギフテッド
“正常なリスク判断ができない”
ということを才能と考えるか、
欠陥と考えるかは、
解釈次第である。
リスクの判断ができないということが、
生存上、とても危険なことだからだ。
けれども、そういう人がいたからこそ
人類は展開し、世界は広がってきた。
危険な海へ乗り出して
新しい大陸を発見したり、
ロウで固めた鳥の羽根を
両手に持って崖から飛んだり、
酸素もない宇宙へ行って
宇宙人と出会ったり。
もしも、この世界が
リスクを正常に回避できる人間しか
存在しなかったなら、世界地図は
現在の形ではなかったはずだ。
誰にでも持って生まれた才能がある。
その能力に早くから気づいて、
適切に大切に磨いた結果が
大谷翔平選手
せっかく持って生まれた能力を
ギャンブルなどに使ってしまって
犯罪者になりさがったのが
水原一平氏
水原氏だって、才能を磨いていたら
大谷選手など比べ物にならないくらいの
偉業を成し遂げたかもしれないのに
もしも、ギャンブル依存症に
なりそうな脳を持って生まれてきたら
どうしたらよいのだろう？
自分がそういう脳なのかどうかなんて
分からない
（子どもの頃から片鱗はあるだろうが…）
でも少なくとも
親や親族にギャンブル依存症の人がいたら
遺伝している可能性がある。
そういう人は、
最初からギャンブルには一切
手を出さない方がいい。
脳に何かの刺激を繰り返し繰り返し
インプットすれば
そこが強化されていく。
良いことでも、
良くないことでも。
ギャンブルなんてしなくても
楽しいことはいっぱいあるしね
人に迷惑をかけず、人生を破綻させず、
できれば、他人の役に立つようなことに
ハマればいいと思う
依存先は複数あった方がいい
と私は思う。
依存先がひとつだと、
どうしてもそれに集中し過ぎて
依存“症”になりやすくなる。
何かに依存したくなる時って、
自分が弱っている時や
疲れている時、ストレスフルな時だ。
そういう時に、
何にも頼らず一人でがんばるのではなく
頼れるもの、頼れる人を
いくつも用意しておくと良いと思う。
水原氏はおそらく、有罪になるだろう。
米国の依存症回復プログラムなどを
受けることになるのではないだろうか。
しかし、ギャンブル依存症者が
ギャンブルをやめるためには
二度とギャンブルをやらない
ということ以外にないと思う。
意志の力はあてにならないので
物理的にギャンブルのできない環境に
身を置くのがいいと思う。
無人島で暮らすとか
もしかしたら、近い将来
いい感じのお薬
が開発されるかもしれない
少しでも他人と違っていたら
少しでも基準から外れていたら
すぐに異常扱いして
隙あらばお薬を飲まそうとする
この国のことだから
日本にはギャンブル依存症が、
320万人もいるという。
医療保険が適用されれば
大きなマーケットになるだろう。
↑道端の桜↓
桜が満開になる前に、各地で
花見だけがどんどん終わっていく
