久々に会ったお友達と、

子どもの話。

 

学習面の話題の中で、

「うちの子漢字が………」

と言うのを聞いて、

 

あぁ、私も漢字には悩まされたわ……。

って、あれこれ思い出した。

 

漢字力………ね。

 

ひらがなは楽しく学んで、

カタカナはまぁ一通り頑張って、

 

漢字になった途端、

泥沼のように終わりのない世界。

 

低学年で、

どんどん出てくる新しい形。

 

高学年になる程、

それまで学んだ字の、

組み合わせになっていく。

 

一見パズルっぽく見えるけど、

 

今度は、

同じ音の違う字を、

適切な用法で使うことが、

求められるようになる。

 

大人になってこそ、

適切に漢字が使われた文章が、

便利に感じられるようになるけど、

 

身に付けている間はやはり、

自分だって、

嫌だなぁって思っていた記憶も、

残っているし、

 

うちの子どもたちも、

「だって嫌いだもん!!」

「なんでひらがなじゃダメなの?」

なーんて言っていた。

 

いやぁ〜〜、

気持ちよく分かる!!

 

否定はしないけど、

 

逃げてもいいことないからね〜〜。

 

 

わが家では、

子ども3人3様だったけど、

 

どこかのタイミングで、

一度は、

付きっきりで、

漢字の学習と向き合った時期がある。

 

ドリルも、

子どもが取り組みやすいものを求めて、

2〜30冊は彷徨った。

 

初めて出会う漢字を、

丁寧に学ぶもの。

 

一度に3つくらいの漢字を、

繰り返し使って、

定着を図るもの。

 

学年ごとの漢字の、

定着を確認するもの。

 

学年を超えて、

定着を図るもの。

 

書き順に特化して覚えられるなど、

個別の機能を突き詰めたもの。

 

パズル感覚で、

楽しみながら取り組めるもの。

 

などなどなど………。

 

それぞれのドリルが、

それぞれに工夫されていて、

適切なタイミングに与えると、

効果が出る。

 

面白い漢字ドリルほど、

一通り漢字が書けるようになってこそ、

発揮できるものだったりする。

 

一通り漢字が書けるようになる。

その山がどうもネックなのだ。

 

で、

 

今回、

 

お友達にプレゼントしたドリルの話。

 

 

子どもが漢字嫌いといって、

漢字の学習から逃げる。

 

テストで散々な点を取ってくる。

 

ますます漢字が嫌いになる。

 

という、

負のスパイラルにハマった時。

 

そんな場合は大抵、

直近の漢字の学習だけに取り組んでも、

解決はしなくて、

 

それまでの、

ポツポツ開けてきた穴や、

学習したものの曖昧になっていることなんかの、

積み重ねで、

できない状態が構成されていたりする。

 

その辺りも、

まとめてテコ入れしてやろう!!

って時のやり方。

 

 

とりあえず、

私が選んだ一冊。

 

『小学全漢字1026 覚え残し0 問題集』

公文出版

 

 

 

これは、

うちで使ったのとは少し違う。

 

同じのを探したけれど、

見た書店では取り扱いがなかったので、

今の私が選ぶんだったら……、

と思って決めた。

 

ポイントは3つ。

 

小学校で学ぶ、

全部の漢字が、

一度は出てくること。

 

ダブりが極力少なく、

効率的になっていること。

 

学年ごとに分かれていること。

 

学年ごとになっていることで、

当該学年までの学習がしやすいということと、

 

できるだけ少ない労力で、

コンプリートできるということが大切。

 

薄く見えることも大切。

 

 

こういったドリルは、

他の出版社からも出ているので、

それでもO.K.

 

 

とりあえず、

今回選んだこのドリルは、

読み問題と書き問題に分かれていて、

漢字苦手でも、

とりあえず読める様にしておこう!!

と、子どもを誘いやすい。

 

いずれ書く時のためにも、

とりあえず読んで、

目に触れておくのは、

良いんじゃないかなと思えた。

 

 

一番使いたいのは、

書き取り問題のページ。

 

何回も取り組みたいので、

コピー必須。

 

わが家は一度に10枚は、

コピーして準備した。

 

大抵足りなくて、

コピーを足していたけれど、

 

もし余ったら、

親や年上のきょうだいと競争すると、

すぐに無くなるので是非。

 

 

1年生の問題から、

満点になるまで、

ひたすら繰り返す。

 

わが家はトメ、ハネ、ハライまで、

きっちりやらせていただいた。

 

親も、

記憶が曖昧なこともあると思うので、

確認教材もご紹介。

 

 

一文字一文字、

気をつけるべきポイントや、

書き順、

送り仮名、

よく使われる熟語など、

ちょっとしたあれ?が、

よくまとまっていて、

私のバイブルだった。

 

 

話は戻って、

 

まずは、

1ページ単位で、

満点を目指したいけど、

 

やってみると、

1年生の問題でも、

案外全部はできないもの。

 

それでも、

ひたすら満点になるまで繰り返す。

 

1日1ページが上限。

やりすぎないことが、

続けるためには肝心。

 

簡単にクリアできたら、

良い気持ちで、

その日を終える。

 

学年が上がってくると、

できない方が圧倒的に多い。

なんてことも起こる。

 

そんな時は、

半ページ。

 

それでも辛そうだったら

1/4ページでも良い。

 

とにかく満点にする。

 

大切なのは、

満点にした次の日と、

そのまた次の日にも、

一度満点にした問題に、

またチャレンジすること。

 

2日連続、

一度で満点が取れれば、

合格だ。

 

ページを分けてチャレンジした時は、

1ページできる様になったタイミングで、

ページ単位で満点が取れるかチャレンジ。

 

一学年が終わった時は、

その学年の穴がないか、

学年全部の漢字にチャレンジ。

 

できると、

確実に自信になる。

 

取り組んでいる最中に、

学校のテストなどで、

できるようにしたばかりの漢字が、

出題形式が変わるとできていない。

 

なんてことも起こったりする。

 

そんな時は、

 

絶対に、

文句は言わない。

 

たった一冊の問題集に載っていた、

たった一つのパターンでしか覚えていないのだから、

例文が変わったらできなかったなんて、

当然のこと。

 

いかように例文が変わっても、

適切に埋めてゆけるようになるのは、

次の段階だからだ。

 

でも、

一冊、

満点にできる根性があればこちらのもの。

 

学校のドリルや、

返ってきたテストなど、

手当たり次第に満点になるまでできるはず。

 

様々なパターンに触れるようになれば、

確実に使えるようになってゆく。

 

 

今回紹介したこの冊子には、

最後に学年を超えて、

間違えやすい漢字の問題が付いていて、

 

一通りできるようになってきたら、

取り組みたい項目の一つ。

 

テストに出やすい間違えやすい漢字は、

ある程度決まっているので、

そこまで網羅できれば、

クラスの漢字博士の道も夢ではない。

 

小学校の漢字を着実に覚えておくことは、

中学、高校の受験でも味方になるし、

何より教養に繋がる。

 

3人とも、

漢字であちゃーってなった記憶はあるけど、

今は学校の課題も自力でこなせているので、

 

気付けば乗り越えてた?

 

と思えると、

嬉しい限り。

 

報われる日は必ず来るから、

 

そんな日を夢見て、

頑張ってほしい。