お友達にプレゼントしたドリルについて、
あれこれと語りたいことがあるので、
ちょっとこの場を借りて、
語らせていただこうと思っている。
自分の子どもたちがかつて使って、
今でも、
取り組んでおいて、
とっても良かったと思えて、
なおかつ、
今でも書店で販売されている、
教材の中から一つ、
ご紹介させていただく。
今回は、計算力。
計算力とは、
算数のルールに従って、
数字を正確に扱う力。
小学生に求められる算数の力は、
いわゆる、
足し算、
引き算、
掛け算、
割り算、
などの四則演算から始まり、
少数、
分数、
がい数、
などなど。
宇宙を感じさせる大きな数から、
原子の世界を感じさせる小さな数まで。
繰り上がりや繰り下がり、
桁がどんどんと増えていったり、
点の位置ひとつで、
全く意味が異なってしまったり……。
分数の割り算は片方をひっくり返すの?
小数と分数を一緒に計算するの?
おっとぉ〜〜割り切れないぞ〜〜〜!!
な〜んて、
これでもかと思うほど、
次から次へと、
トラップが張り巡らされているのに、
小さなミスや、
思い違いも、
何一つとして認められず、
容赦なく、
正解、不正解の白黒を、
はっきりと付けられてしまう。
他の科目にはない、
とってもドライな作業。
人によってつまずきの大小は、
それぞれなんだろうけど、
心が折れたことのない人が、
存在するのだろうか……。
自分もかつて、
あっぷあっぷしながら、
身につけてきたことで、
自分の子どもも、
避けては通れない道。
できれば、
少しでも、
楽しく取り組めて、
嫌な思いは極力せずに、
迅速かつ正確にこなせるようになって、
あわよくば、
得意♡
なーんてことにならないかな。
……………。
夢の世界だ。
まぁ、
親として、
そんな心持ちで、
様々な教材なんかを渡り歩いてきて、
それはそれで、
語れそうなことが、
あれもこれもとあふれてくるけど、
今回は、
とりあえず、
やっぱりこれが基本中の基本よね!
という、
四則演算を鍛えるのに、
これは良かった。
と思える教材の話。
四則演算は、
できれば良い。
という問題ではなく、
算数から数学まで、
求められているのは、
瞬発力。
瞬時に道筋を立てて、
正解を出せる。
というところまで、
訓練できているかどうかというのが、
得手不得手の分かれ目になる。
要は、
そんな状態になるまで、
やり込めるか、
ということなのだけれど、
そのためだけに、
ただドリルをひたすら解くなんてことを、
充分に力が付くまで、
やり続けるなんてのは、
なかなか容易なことじゃない。
そこで、
ゲームみたいに楽しく取り組めて、
夢中になって取り組んでいるうちに、
力がついている。
なーんて教材ないかな?
って、
あれこれやってきて、
そういうのだったらこれが一番!!
って思うのが、
『賢くなるパズル』
宮本算数教室の教材だ。
シリーズがたくさんあって、
当時発売されていたものは、
全部揃えてやってみたのだけれど、
どれも論理的思考を鍛えられて、
それぞれに面白みもあって、
良かったけど、
欠かせないのは、
ってなると、
『四則演算』
楽しさMAXだったのは、
『かけ算わり算』
とりあえず、
導入として、
かけ算のみのものに取り組んで、
慣れてきたら、
わり算を含むもの。
足し算引き算も含むもの。
と、
取り組んでゆくのが、
私のおすすめ。
何回も取り組みたいので、
わが家ではコピーして使用。
親子で競争して、
かなりヒートアップしたけど、
小学4年にもなると、
私はすっかり敵わなくなって、
あっという間に、
きょうだいで競い合うようになった。
言葉が不得手な息子も、
こういうのは得意で、
毎回真剣勝負で、
結果もどっこいどっこいのいい勝負。
ものすごく楽しい時間となった。
ドリルの解説にもあったかと思うけど、
ポイントは、
親がやり方を教えないこと。
太枠と小さく書かれた数字の意味と、
縦横一列に同じ数字は一度しか使わないなど、
基本のルール説明以外、
親が良いと思える、
効率的な解き方なんかは、
絶対に教えてはならない。
最初はイライラするほど、
時間がかかるかもしれないけれど、
あれこれと自分で考えさせて、
向き合わせることこそが、
この教材が持つ真の価値で、
その過程をきちんと経て、
解き方を自分なりに編み出してゆくことに、
大きな意味があるのだ。
そんなに心配しなくても、
ハマれば子どもの成長は著しくて、
やればやるだけどんどん速くなって、
親を抜くのなんてあっという間だ。
万が一、
好きになる前に投げ出しそうになったら、
時間を空けて、
同じ問題に何回か挑戦してみることがおすすめ。
新しい気づきを重ねていけば、
必ず解けるようになるし、
繰り返し解いて自信を持ったところで、
次の問題に挑戦してみて、
自力で乗り越えられたら、
もうこちらのものだ。
親はただ、
正解じゃない時に、
「ここに同じ数字が2回使われているね」など、
間違いを指摘するだけ。
あと、
一箇所間違うと、
連鎖的に間違った数字を重ねてしまうので、
煮えてきたら、
全部消して、やり直すことを提案するくらい。
すごく辛い気持ちになることもあるけど、
ぐっと我慢して、
子どもを支えて欲しい。
全部解けるようになってきたら、
競争形式にして、
効率的な思考回路を、
どんどんと作って、
鍛え上げてゆこう。
親が相手にならなくなってきたら、
タイムウォッチで、時間を測って、
過去の自分と競争させる。
なんて方法もある。
うちの子たちは、
この教材によって、
計算力や論理的思考を鍛えられる効果は、
強く感じていて、
大きく頷いて同意してくれる。
何より、
完成した時の達成感が大きく、
本当に大好きなパズルだ。
お友達にも、
まず取り組んでおくこと、
おすすめだったので、
プレゼントに選んだ。
取り組むことで、
楽しく能力を伸ばしてくれたら良いな、
と願っている。