久々に会った友達とは、

昔から話し始めたら、

延々と止まらず、

 

いつもびっくりするくらい、

長い時間話し込むか、

あっという間に、

約束のお別れの時間になってしまう。

 

で、

 

何をそんなに話し込んでいたかと振り返ると、

学生時代から変わらず、

他愛のない話ばかり。

 

この頃は、

子育てのあれこれ。

 

お互い母だね。

 

いろいろ話していた中で、

 

うちの子たちが、えらくハマるなど、

お世話になった、

ドリル等の学習教材の話に、

興味を示した様子だったので、

 

別れた後に、久々に、

書店の小学生向けの参考書コーナーに立ち寄り、

懐かしい気持ちで、

面白いドリルとか新しく出ていないかな?

なんて物色。

 

うちの子が好きで使っていたようなものが、

まだ扱われていたりするのが、

ちょっと嬉しくなったり、

人気シリーズに続きが増えていて、

内容が充実していてびっくりしたり……。

 

色々と見ていたら、

楽しくなってきて、

 

今回は、時を経ても支持されているであろう、

今でも書店に並んでいるものの中から、

 

うちの子、これ好きだったよ〜〜、

ってのをいくつかセレクトして、

プレゼントすることにした。

 

どんな気持ちで選んだのか、

うちの子の時はどんな感じだったのか、

どうやって使ったら良いと思うのか、

など、

あれこれ思うことはあるのだけれど、

 

手紙にすると、

やたらと長くなりそうだったので、

こちらに書くことに。

 

私の友達の他にも、

こういった教材に、

興味のある方がいらっしゃったら、

どうぞ、ご覧いただければと思う。

 

 

今回は、読解力。

 

読解力とは、

 

要するに、

 

文を読んで、

そこに書かれている内容を、

正確に把握して、

その文を書いた人が、

読み手にどうして欲しいと考えていたかを、

理解する力。

 

どんな科目の問題も、

問題文を正確に読み解くことは、

最低限求められる。

 

なので、

全科目に影響する、

とっても大切な力なのだ。

 

 

毎日、

日本語を使っているのだから、

当然、誰でも自然と身につくものだろう、

と思っていたら、

意外と読解力に穴があることに、

気付けていなかった。

 

そんなことはよくあること。

 

 

もちろん、

日々の暮らしや、

読書習慣などで、

 

あえて取り組んだりしなくても、

いつの間にか、

ちゃんと身につけている子もいるのだけれど、
 

うちの子、

大人を言い負かすくらい、

いろいろなことがわかっているのに、

 

学習面になると、

いまいちパッとしないのはなぜ?

 

なんて場合は、

 

文字は読めても、

何が書かれていたかが、

わかっていない。

 

なんてことが、

起こっているのかもしれない。

 

そんな可能性がある時に、

助けてくれる教材。

 

『おはなし推理ドリル』シリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1冊の中には、

見開き2ページの事件編と

次の見開き2ページの推理編の、

4ページが、ワンセットで、

14〜18個の事件が載っている。

 

文章の下に問題があって、

おおよそ問題の真上付近に、

該当の文章がある。

 

よく読めば、

謎が解けるようになっていて、

 

答えの根拠が文章の中にあることに、

自然と気づける仕掛け。

 

後ろの解答解説では、

答えだけでなく、

どこに気づけば謎が解けるなど、

読み解き方のポイントが、

丁寧に書かれている。

 

ほとんどの漢字に、

ルビが振られているので、

少しくらい漢字が苦手でも、

取り組めるようになっている。

 

 

種類もいろいろあるけど、

難易度は変わらないので、

子どもが興味を持てることで、

選んでいただければ良い。

 

迷うようだったら、

とりあえず、

『生き物事件ファイル』

『科学事件ファイル』

あたりがおすすめ。

 

事件ものっぽく、

雰囲気は出していても、

学研監修のとっても良質な、

小学生向けの教材。

 

 

うちの子は、

シリーズが出るたびに、

本棚にそれとなく置いておいたら、

 

上の子は、

勉強しているふりをして、

全部読み込んでいた。

 

私はこういう、

うまく子どもの興味を引き出して、

知らぬ間に、

学習させてしまう教材が大好き。

 

一方で、

言葉が不得手で、

国語に苦手意識のある真ん中の子は、

手を伸ばして眺めはしても、

教材の意図を理解して、

取り組む感じではなくて……。

 

でも、だからこそ、

まさにこの子のためにある教材だと思い、

意識的に寄り添って、

一緒に取り組んだ。

 

こんな感じに、

ただ与えるだけで、放っておいたら、

読んでる読んでると言っていても、

実は読み飛ばしていて、

本人は読んだ気になっているだけ、

なんてこともあり得ること。

 

せっかくの教材も台無しなので、

教材を効果的に活用したかったら、

 

目の前で音読させて、

問題を解かせるところまで、

見守ることも考える。

 

そうはいっても、

 

この手の教材は、

なるべく勉強感を前面に出さずに、

取り組ませたいので、

 

リビングのソファーに並んで座って、

「ねぇねぇ、面白いの見つけちゃった」

なんて言いながら見せて、

一問目は親がやってみせても良いかもしれない。

 

次の機会に、

本人にやらせてみて、

できたら、

「わかっちゃうの? すご〜い!!」の嵐。

親子のコミュニケーションの道具として、

活用することもお勧め。

 

 

こちらは小学4〜6年生が対象の教材。

該当学年で、

もし、取り組むことに抵抗を見せることがあったら、

 

読解力に問題があるのかもしれない。

 

な〜〜んて、

いきなり思わなくて良い。

 

この手の教材の形式に慣れていない。

という可能性だってある。

 

そんなこと?

なんて思うかもしれないけど、

 

そんなもんだったりもするのだ。

 

そんな時は、

 

本人が楽々と取り組める、

同じような形式の教材に、

一つ触れてみるだけで、

解決することもあるので、

ぜひお試しを。

 

低学年向けのおすすめ教材。

 

『おはなしドリル』シリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

見開き2ページに、

読み切りの話が載っていて、

 

文章の下に、

文章の内容に沿った、

ちょっとした問題が付いている。

 

文章の文字数が多くなく、

読み切りやすくなっている。

 

後ろの解説は、

問題文のページがそのまま載っていて、

根拠の文はどこなのか、

ラインや丸で、

はっきりと示してくれているので、

 

より、

答えの根拠は文章の中にある、

というのが伝わりやすいかな。

 

こちらも、

ここに載せ切れないくらい、

いっぱい種類があるので、

子どもの興味に合わせて、

選べるのが魅力。

 

 

うちでは、

下の子が未就学児の頃に、

読み聞かせに使ったりもした。

寝る前にちょうど良い長さの文章で、

へぇ〜と思わせる内容が好きだった。

 

私が勝手にこのシリーズを気に入って、

新作が出るたびに、

本棚に買い足して並べていただけで、

全部をつきっきりで、

子どもと取り組んだわけではなかったのだけれど、

 

ある時、

話題になったことが、

ここに書いてあったと、

自ら持ってきて、

見せてくれたことがあって、

 

ちゃんと読んでたんだ!

それで物知りになっていたんだね。

すごい!!

 

って、話になった。

 

 

薄手の冊子なので、

子どもでも手に取りやすく、

 

興味の幅を広げてくれる、

なかなかの内容。

 

取っ掛かりを作ってやるだけで、

子どもは勝手に伸びてゆく。

 

本棚に置きっぱなしにしてたら、

対象年齢がかなり超えた頃に、

ふと目に留まって、

読み直してみたら、

また新たな発見があったりして、

 

「今ならわかる!

 この教材、本当によくできてる!!」

なーんて、

褒められたりもした。

 

そんなこともある。

 

 

ドリルに書かれている対象年齢は、

あくまでも目安。

 

子どもの個性は、

人よりぐんと伸びているとことも、

どうしても苦手に思ってしまうことも、

チグハグに持っていて当たり前。

 

興味を持つようだったら、

どんどん先の内容を与えてしまって、

伸びるところまで伸ばしてしまうことも、

 

苦手とすることを、

本人が楽々と取り組めるところまで戻って、

自信をつけて前に進めるようにすることも、

 

身近で見守っている親が、

自由にカスタマイズできるところが、

本屋で購入できる教材の魅力だ。

 

同じように、

 

教材の与えるタイミング、

手助けの仕方、

目標の設定の仕方次第で、

 

一つの教材も、

いかようにもレベル設定できる、

スーパーテクだって存在する。

 

日本には、

多種多様の良質な教材があふれている。

と、

私は常々感じている。

 

心ときめく教材と出会ったら、

存分に活用して、

目一杯子どもの成長を楽しんで欲しい。