赤ちゃんは、
生後半年ごろになると、
日頃世話をしてくれる人の、
存在を認識して、
その人と離れることや、
他の人との触れ合いを、
極端に嫌がる時期がある。
赤ちゃんかわいいと、
笑顔で近づいたのに、
ふいっと顔を背けられたり、
ママの後ろに隠れられてしまったり、
全力でギャン泣きされてしまったりする、
アレのこと。
その程度や時期は、
その子それぞれなんだけど、
心の成長とともに起こる、
とても自然なことで、
ママがトイレもお風呂も、
自由にいけなくて、
とっても困る、
なんてことが、
どの家庭でも、
起こったりする。
時には、
ママが1人の時間を持てなすぎて、
気がおかしそうになる、
なんて話も、
出てきたりするんだけど、
私の場合、
うちの子たちは、
3人揃って、
ママへの執着が、
それほどないのかなって思うくらい、
あっさりとしていて、
3人も育てているのに、
一度も、
「ママじゃなきゃやだ〜〜!!」
って、
泣かれたことがないのが、
あれ?って、
肩透かし。
上の子は、
我慢強いから、
知らない人が寄ってきて、
嫌だなって思っても、
じっと固まってやり過ごすし、
真ん中の子は、
人懐っこくて、
人見知り自体が、
記憶に全く残らないくらい、
なかったし、
下の子は、
ぶすっと無愛想だったから、
そもそも人が寄ってこないし、
何か話しかけられても、
無表情で良くも悪くも無反応。
短時間のお預けも、
目の前のおもちゃに夢中で、
ママいなくなるんだけどな〜〜。
このまま行っちゃって大丈夫なのかな〜〜?
なんて、
様子を見つつ立ち去ろうにも、
子どもに気づいてもらえない。
結構寂しい思いをしてきた。
もちろん、
その都度、
子どもが不安にならないように、
前もって、
今日はこれから、
こういうところに預けるね。
なんて、
準備しながら話しかけておいたり、
用事が終わったら、
すぐに戻るからね。
って、
よくよく言い聞かせて、
取り組んできたので、
毎回、
無事に済んで大成功!!
ってホッとするということを、
重ねてきたんだけど、
用事を終えて、
戻ってきたところで、
一瞥くれて、
存在を確認したから、
了解と言わんばかりに、
また、
おもちゃ遊びの続きに、
平然と戻られたりして、
「お〜〜い。
用事終わったから帰るよ〜〜」
って、
言っているのに、
おもちゃに夢中で、
「今遊んでいる遊びが終わるまで、
好きにさせてあげていいですよ」
なんて、
預けていた保育士さんたちに、
苦笑いされながら、
キリの良いところまで、
遊ばせてもらったりした。
周りの子は、
ママの姿を見ると、
ママだ!わーい♡
って、
駆け寄ってゆくのに、
そういうのも、
なぜかなくって……。
登園登校も、
毎朝使命感を持って、
飛び出してゆくし、
習い事だろうが、
お泊まりイベントだろうが、
行かなきゃ損!!
って感じ。
子育て中のママだからこそ、
受け取れるはずの、
ご褒美を、
いくらか、
もらいそびれた気分。
一応、
幼かったうちは、
眠くなると、
みんな、
充電器を求めるみたいに、
私に触った状態で寝たがったので、
全くママは必要ありません。
ってほどの状態ではなかったけど、
たまに街中で、
「ママじゃなきゃやだ〜〜!!」
っていう、
人の子の姿を見かけると、
困るけど嬉しいよな〜〜。
いいなぁ〜〜。
なんて思ってしまう。