最初の取り組みで手を掛けて、

あとあと楽させてもらったこと。

 

お出かけ編。

 

 

このやり方は、

子どもの元々持っている、

気質によるところも大きいので、

 

あくまで、

うちのやり方の話。

 

うちは基本、

歩けるようになったら、

お出かけの際は、

できるだけ自分の足で歩かせる。

 

帰りは、

荷物が増えたり、

疲れて寝てしまうこともあるので、

抱っこ紐や、

ベビーカーやバギーを、

持って行くこともあるが、

出かける時は畳んで背負って、

手を繋いで出て行く。

 

言葉が話せるようになる前でも良い。

道を歩く時に、

気をつける事を、

話しながら歩く。

子どもは案外理解できる。

 

信号のルール。

道の角の死角。

道は真ん中を歩かず、

すれ違う人や、

追い抜かす人のために、

半分空けておくこと。

 

危ないところでは、

こちらの繋ぐ手の力も変わるから、

五感で伝える感じ。

 

 

買い物の時のお約束。

 

お店のものには触らない。

 

お金を払うまでは、

お店のものなので、

 

気になるものがあっても、

見るだけで、

絶対に触っていけないと徹底する。

 

 

おもちゃ売り場などの、

自由に遊べるコーナーがあるところで、

遊びたがったら。

好きに遊ばせる。

 

自由にする前に、

約束を一つ。

 

終わる時間。

 

時計がわからない時期は、

ママが終わりと言ったらおしまい。

 

一通り遊んで、

もう良いかなという頃合いになったら、

一声掛けて、

私は荷物をまとめて

その場から離れてしまう。

 

もしも子どもが、

遊ぶのをやめてこちらに来なければ、

子どもから見える少し離れたところで、

棚や柱に半分身を隠して、

じっと子どもを見ている。

 

子どもがあれ?

って思った時に、

親が待っていたはずの場所に、

親がいない。

 

探したら、

少し離れた、

今にも見えなくなりそうなところに、

行ってしまっている。

 

完全に姿を消して、

不安にさせると、

子どもはパニックを起こしかねず、

行動が読めなくなるので、

おすすめしない。

 

それと、

何回も声を掛けないのがポイント、

 

確実に聞こえるように、

一回だけ掛ける。

 

それだけ。

 

それだけでも、

声が掛かったらどうすれば良いのか。

理解できる。

 

このやり方は、

公園遊びの時にも使える。

 

一声で、

すんなり帰れるのなら、

逆に

ギリギリまで、

遊ばせられる。

 

一回呼べばちゃんと帰れるから、

逆にいっぱい遊べるんだよ。

 

って、

伝えれば、

子どもだって、

だらだらしないのも悪くないって、

思ってくれる。

 

 

親は、

常に子どもを追いかけ回すのではなく、

 

子どもから少し距離を取ったところで、

そうっと見守ることもやっておきたい。

 

静かすぎると、

 

子どもは、

ふと何かに夢中になった時に、

親を見失ったんじゃないかと、

焦ったりすることがある。

 

ちょっとでも、

親の居所を、

気にしてくれるようにでもなったら、

めっけもんだ。

 

 

うちは3人の幼い子どもを、

連れて出掛けてきたが、

ルールやマナーは、

初期から徹底して守らせて、

きびきびと動けたので、

よく驚かれた。

 

加えて、

気まぐれなおねだりに付き合わない。

帰るまで自分の足で歩く。

 

こういったことも、

徹底していたので、

子どもは、

うちの親は、

そういうもんだとあきらめて、

行動する。

 

親が必要だと思うものは、

きちんと買うし、

体調が悪い時には、

きちんと対応するので、

信頼関係ができているのだ。

 

子どもが当たり前にやっている事を、

年配の方に呼び止められて、

褒めていただけたりすることもある。

 

子どもの自信にも、

なっていたんじゃないかと思う。

 

 

ここまで書いてきたことは、

あくまでも、

子どもの様子を注意深く見ながら、

やってきたやり方。

 

子どもの安全を守ることが、

一番大切なことで、

その次にやってきたこと。

 

 

グズらず、

自分の足で歩き、

親が立てたギリギリの計画に、

全力で協力できる。

 

このおかげで、

子どもが多くても、

たくさんのお出かけができて、

たくさんの経験ができた。

 

 

出かけることに抵抗がなく、

体力もあって、

何事にも前向きに取り組める。

 

親の手がかからなくなってきた今、

そういったことが、

子どもが自分の力で成長してゆく素地になる。

そう感じている。

 

頑張って良かったと、

思えることの一つだ。