羽咋市まち・ひと・しごと創生総合戦略(がんばる羽咋創生総合戦略)の
金沢大学との共同研究報告会
1道の駅のと千里浜における来訪者の人流解析と口コミ評価について
2(仮)総合事業の導入が自治体の介護保険事業・財政にもたらした変化について
3(仮)センシングデータを用いた羽咋市における交通安全に関する分布について
4(仮)eスポーツに期待される健康促進効果と今後の展望について
について話し合われました。
特に興味があった結果など書き出します
自己肯定感を持った「自立」自分でできる「自律」自分で決める 大学と人と地域がともに挑戦する金沢大学との共同研究 (H27年から始まっている)
羽咋市民コロナ禍の影響調査5000人対象、
国保データベース突合可能な1480人対象に調査
等価所得の分布:中央値230.9万円 貧困線が115.5万円 ⇒ 生活保護117.2万円
(生活保護の方が高い)
全国の貧困率男性16.6%女性22.8%
羽咋の貧困率(羽咋の女性貧困率は男性の1.93倍)
貧困者68%が女性であり、ほとんど1人暮らし4割独居(90%持ち家有り)
貧困者は70代に集中している
家庭で持てないもの調査(トイレ・風呂・キッチンはあるが、貯蓄がないのが特徴)
貧困ではあるが社会的義務(公共料金の支払いはしている傾向にある
地域のお祭りに参加しなかったことが高い傾向にある。およそ半数。
課題:貯蓄はないが、公共料金などをきちんと支払っているため
「見えにくい貧困」
「社会的な孤立」
「不足のトラブル(エアコン故障等)で脆弱な状態に陥りやすい」
行動したいこと:兆候を早期に見つけるため、対応を検討する必要がある
道の駅のと千里浜に立ち寄った方は、ほとんど市内の中心へ移動している
来客者は土日が平日の2.0~22.5倍になる
足湯は好評で、きれいという評価、である反面足湯が使用不可のときの落胆も大きい
市からは:今度、道の駅にはどこから来て、どの地域へ向かうのか、各種イベント人流を知りたいと語る。
羽咋市民は、6割の方が自宅で看取られたいが、
その8割は無理でしょうと思っている
課題:初任看護師は、病院へ行く道がほとんどで、現状は訪問看護師の選択肢がない
訪問看護師に対する奨学金制度がない
ヘルパー自体、みとりをするのに恐怖心がある(経過がわからない)
対処:みとりするヘルパーの恐怖心にはアセスメント知識の向上
事例をはなししていく
特に病院の医師との対話が必要
看取られる人のためでもあるが、看取る人のためでもあるのでリテラシーの向上を
2017年に要支援1・2の人が利用していた介護予防訪問介護(ホームヘルプサービス)と介護予防通所介護(デイサービス)が総合事業の訪問型サービスと通所型サービスへ移行しました。
↓
インフォーマルサポート:国などが行う公式な各種サービス(フォーマルサポート、フォーマルケア)に対して、家族や友人、近隣住民、ボランティアなど、非専門職による非公式な援助をいうで羽咋市は支援していく形です。
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羽咋市では要支援1.2を生活支援隊(自主的な市民という位置づけ)が支える
(立ち上げしていく様子は広報でご覧になれます)
通いの場
住民主体による移送が支える
課題:総合事業費が、国からでているため羽咋市は圧縮しすぎではないか。
住民による自主的なあつまりには介護予防エビデンスがない
保険からはずれているので、自主主体では状態把握はできない
対処:(専門が)介護予防のデーター化して介護予防のエビデンスをしていく
総合事業とは何?
総合事業(介護保険法では、「介護予防・日常生活支援総合事業」として定められています。) 市町村が中心となり、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等の方に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すもの。
小学生の安全通学路地図を作成する目的で、運転時危険挙動を分析している
・急ブレーキ箇所は工業高校に行く坂道手前交差点、中央公園近く交差点、羽咋小学校近く交差点なども
・特に急ブレーキは郊外に存在している
対処:まず地図の作成、
eスポーツによる健康増進をめざす、市内の中学生・高校生の力を借りる
・健康向上データはまだないようだ(可能性研究中)
・世代間交流により新しいコミュニティーができる効果がある可能性
課題:行くまでの足がない
定期的に実施できるような支援
など話されました
エビデンスとなる
データを活かして社会実装実装をめざしています