予約制乗合交通タクシ「のるまいかー」が走っていました。inはくい
令和3年10月1日~令和4年3月31日
実証実験は、令和4年3月31日で中断しています。
「中断しています!」にまず驚きましたか。
よく聞かれ、
知らない人が多いです。
(※AIなどの新技術を利用した地域公共交通システムによるAI乗合タクシー実証実験を10月から3月末まで行っていました。対象地域は、羽咋地区、千里浜地区、粟ノ保地区、富永地区の
4地区とし、71か所の停留所でしたね。)
それを知ると
生活の足なくしちゃ
不便じゃないの?
と言われます。
でも
R3年度の実証実験では、
利用者が少なかったのです。(後文で詳しく)
この実験はこうです。
実証期間中は比較検証のため、
【⠀るんるんバス・粟ノ保ルートの運行 】の
バスを休止していました。
バス乗車数と
タクシー乗車数を
比べたのです。
■AIタクシーの場合
11月末までの粟ノ保地区からの乗車人数は
138人、1日乗車人数2.26人
■るんるんバス粟ノ保コースの平成31年度の
1日平均乗車人数7.47人
この比較が「中断」の根拠。
今回の実証実験の粟ノ保地区からの1日平均乗車人数
1日平均で2.26人と、1日平均乗車人数7.47人
の比較ですから中止になりました。
そんな結果が出たことによります。
しかしながら
根拠とは言いますが、、、
あるタクシーが始まる説明会場では
予約が、思った以上に難しく感じる高齢者が多いこと
システム自体、理解されないうちに実験が始まった印象であること
高校生の送り向かいなど、親が忙しい時に活用を促せば大変便利なタクシーであること
安く、利用しだいでは取り合いになりそうなのに、
説明会に来た方が対象者を含まないこと
などの感想を持ちました。
また、
アンケート結果は
385人の方にアンケートを配布し、そのうち49人の方から回答を得ています。
利用者の性別でありますが、男性が22%、女性が78%。
利用年代は、70歳以上の方で8割強を占めていました。
総合満足度ではおよそ9割と、大変に喜ばれています。
自由意見では、
運行への感謝や
運行の継続希望のほか、
るんるんバスへ戻してほしい、
電話予約が難しい、
運賃が高いなどの意見があったようです。
※実証実験は令和4年3月31日までの運行となりますので、令和4年4月1日よりるんるんバス・粟ノ保コースの運行は再開となっています。
現状、実験地区以外の
生活の足に困る地域では
市内一円にまわれる、デマンドタクシーの復活を求めている
住民の声は大きい。
使いにくかったのか、
需要がなかったのか
分析が必要不可欠
ということで再度、話し合ってくれています。
そして
復活とエリア拡大となり
「生活の足」確保で
衣食住の安定をめざして
いきたいですね。