今年の元日、同じマンションに住む次男の同級生から、次男宛に年賀状が届きました。また遊ぼうねと。同じ公立の小学校で、とても利発なその子と、小学校入学と同時にサッカーばかりのうちの次男、二人とも穏やかで優しいタイプなので、とても気が合っているようでした。公立の中学校に進み、あいかわらずサッカーばかりのうちの次男と都内でも有数の私立中学校に進んだその同級生、すぐ近くに住んでいても、あまり交流はなくなっていたので、次男が亡くなったことを知らないのでしょう。寒中見舞いで伝えようと言う私と、それを嫌だと言う妻。結局、妻の気持ちを尊重して、いつか見かけたら話そうと思っていましたが、なかなか見かけることがありませんでした。そして、今日、妻と外出から帰ってきたところ、そのお母様とエントランスでばったり。私がポストを確認している間に、妻は階段を先に上がって行ったようでした。いつもなら、エレベーターの前で待っていてくれるのですが、妻は次男が亡くなって以来、近所の次男を知っている同級生の保護者を避けている気がします。私はその方を呼び止めて、お子さんから年賀状をいただいたのでご存知ないと思うけれど、実は次男が令和3年9月に亡くなっていること、その事をちゃんとお伝えしていなかったことのお詫び、さらにそれをお子さんにお伝えいただくことになり、負担をかけて申し訳なく思うこと、こんなことを伝えました。そのお母様は、涙を浮かべて聞いてくださり、年賀状をお子さんが送ったことを謝ったくださいましたが、一方で私は次男へ、年賀状をくれたことがうれしくもあった事も伝えました。家に帰って、妻とその話は全くしていません。おそらく、私が話をしただろうと思っているでしょうが、妻からはなにも聞いてきません。私からも、話したことを敢えて伝えようとは思いません。母親と父親としての考え方の違いなのでしょうか。