@Kirinji ~ユニバーサルな社会作りにリハビリは何ができるか?〜

@Kirinji ~ユニバーサルな社会作りにリハビリは何ができるか?〜

地域リハに携わる作業療法士(OT)/WSDです。

テーマはソーシャルインクルージョン、ユニバーサルデザイン。
障がいあるなしに関わらず住み慣れたマチを楽しめるしかけ作りを考えています。

ユニバーサルな社会作りをコンセプトにした「UDワーク」にて活動中!

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あさってに控えた「つくば健康マラソン」に向けて準備をしてきました。

走ることをゲームにすること、自分のことを把握できること、そしてなにより走ることを楽しんでもらいたいなぁと勝手な親心として思っております。

幸い練習につきあってくれる坊主と、iPhoneアプリのadidasマイコーチにてログをとり、リスト化し、一緒に確認することをしました。

何のために言われると困りますが、
「上級生のランスコアがわかれば、それを超える目標や目安になるかな。」
「なにより上級生になった時や将来大人になって振り返ったり出来るのかな。」
くらいの感じです。
色々と坊主の気持ちを聞きながら試行錯誤してみます。まずは親子マラソンを楽しんできます(^^)


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生まれてはじめての大吉かな⁉︎

今年は色んな意味で挑戦の1年にしたいものです。悔いのないように目標をたてて実行していきます。

まずは前進!それから振り返り、進むべき道を溺れないように舵取りをします。


しばらくは色と酒は控え目にします(^^;;


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前々からやってみようと思ってたことがありました。それはマインドマップを使って、子供たちと「ぼくの好きなもの」の伝えっこをすることでした。


初めは上手く聞いてあげないとでてこないようでした。それでも、まとめて伝えることで「同じ興味のもの発見した楽しさ」や「自分しか知らない体験の発見」などにワクワクしているようでした。

成果としては明日みんなで辛くないカレーを作ることになりました(^^;;
基本的にはこの本は私のために購入したものです。あしからず。


<概要>
訪問リハ、訪問看護、通所リハといった医療系サービスの実態調査。
利用者の特徴の傾向やサービス内容について詳細にまとめられています。

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平成24年度 老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業)
要支援者・要介護者のIADL等に関する状態像と
サービス利用内容に関する調査研究事業
報 告 書
平成25(2013)年3月
発行 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

要支援者・要介護者のIADL等に関する状態像とサービス利用内容に関する調査研究事業 報告書
<特徴>
次期介護保険改定に向けた動きが出てきています。
自治体を中心とした地域包括ケアシステムの実践例についてまとめられています。
(過疎化した地域、認知症対策、ネットワーク作り...)


地域包括ケアシステム構築に 向けた取組について 第6期介護保険事業(支援)計画の策定準備等に係る担当者会議 平成25年7月29日(月) 厚生労働省老健局振興課
~はじめに~
「インクルーシブデザインとは、エクスクルード(除外)された人々をメインストリーム(主流)へインクルード(包含)するための考え方。」
困難を持っている方をどうアイデアを持ちよりメインストリームとなるべくプロセスをデザインしていくかが課題でしょう。
より人間的であり、個性が活きる考え方だと思いました。
リハ専門職においてもぜひ知ってもらいたい・・・



~公演内容の概要~
『共感するイノベーション インクルーシブデザイン ― 10年の歩み』展
メインスピーカー:ジュリアカセムさん
エクスクルードを理解するとメインストリームのイノベーションが生まれる。その例としてタイプライターは19世紀の視覚障害の貴婦人が友人へ手紙を送りたいというニーズから産まれた。チャールズ・レイ・イームズは積層合板を用いて脚用の添え木「レッグスプリント」は海軍で採用され、その後この技術を用いてチェアの設計を行った。



インクルーシブデザインを理解する上で5つの大切なポイントがある。

①インクルーシブデザインの背景を理解する。
障がい者と一緒に考えて行くことが大切である。
現状はステレオタイプで安全、機能性のみで退屈でダサい。
障がい者のグッズは市場がまだまだ小さい。


②仕組みを創造する。
障がいそのものが創造のステイツである。
障がい者との失敗の共有の中で面白い工夫が生まれる。
co-create(共創)し、いいパートナーシップをつくることが重要である。


③デザインの問題(デザイナーズ・クエスチョン;DQ)を理解する。
デザイナーと障がい者のプロセスのデザインが全然違う。
慢性関節リウマチと健常者の絆創膏の貼り方は異なる。健常者と同じことを聞いても仕方が無い。
デザイナーは当たり前の(知ったような)態度を取らない。もっとクリエイティブに。
認知症の高齢女性に携帯での代償を提案の失敗。DQは彼女の「携帯が嫌いだ」という概念であった。
プロダクトを作ることが目的ではなく、目標へのプロセスを設計することが大切である。
美しさは失敗から出てくるものだ。リ・ブランディングを。


④一つではなく複数のシナリオを考える。
共通点をどのように考えるか。


⑤コラボレーション(共同作業)を行う。
サラエボでは補助にて聴覚障がい者の就業支援をしていたが、補助がカットされた。デザイナーはネットワークを作って、工房とデザインをつないだ。いいパートナーシップと、いいプロセスであった。
よく歩き、多く話す、経験していることを試す、失敗を繰り返すことが大切である。
チャレンジは大きい方が良い。サービスデザインにはコラボレーションが不可欠。




~UDワーク(リハ×UD)から考える~
「インクルーシブデザインとは、エクスクルード(除外)された人々をメインストリーム(主流)へインクルード(包含)するための考え方。」
障がいというものをポジティブに捉え、新しいより良き社会や生き方のためのイノベーションともいうべき考えだと思います。
ほとんどのデザインとは生活活動・行動を主体的、個別的に実現させるためのツールであると言えるのではないでしょうか。
普段何気に当たり前にあるものが、それが何のためにあり、どういう対象・プロセス・デザインのもと考えられたのか。まず起きている事象を洗い出し、もう一度それが何の目的でできたのか、までさかのぼり、改めて社会状勢や対象によって、より良いものを創造していく。そうしたプロセスから生まれてくるものは、社会を変える大きな力になるべきものなのではないでしょうか。
そのプロセスでは、障がいを持った方とパートナーシップを築くこと、そして、解決方法の具現化のため、他業種との協働作業を行う必要があります。(文:前田亮一)
福祉デザインナイトは三回目で最後を迎えました。第一回目は「70歳でどんな生活をしたいか」、第二回目では「70歳のプロジェクト」というテーマで、ワークショップを行いました。

今回はそのアイデアをブラッシュアップし、具体化、魅力付けといったリアライズしていく作業を行い、発表し、分かち合いました。アイデアは12にのぼり、ひとチーム各3~6名程度で話し合っていきました。この成果はさらに運営チームにて整理し、20~40歳代からの提案という事で製本を考えているとのことです。





それぞれ、ひとテーマ30分程度でまとめ上げるため、なかなか難しい作業でしたが、関係が深まるにつれ、面白いアイデアが多くみられていたように思います。異業種で様々な関係の人と対話をする事で、より広がりのあるものが創り上げられました。

この手の高齢化問題に関するにキーワードは多くが共通しているようです。大切な事はわかっており、それをどう具現化していくか。多面的な視点でとりくんでいくこと、それをコーディネートしていく人の存在が必要不可欠と思われます。

磯村さんが今後どのような形でいくつになっても楽しい生活のためのきっかけづくりを行っていくのか楽しみです。
(文:前田亮一)
松原淳氏(交通エコロジー・モビリティ財団)は平成19年に脳出血により左片麻痺となり、リハビリを継続している。福祉のまちづくりの専門家として障害経験を活かそうと現在も取り組まれている。




~公演内容の骨子
超高齢化社会に備え、①街中で歩く元気な高齢者を増やす、②病気になっても社会復帰できる環境をつくる必要がある。

まちづくりの問題点としてはハードや施策ありきで、ソフトの課題や目標実現の問題解決方法になっていない。
医療面では維持期リハが不十分で継続性が問題である。社会への復帰は社会のなかで行われていくべきものである。


初台リハビリ病院の酒向医師の提唱する「健康医療福祉都市構想」を推奨することに。初台プロジェクトにて24時間散歩ができる道(ヘルシーロード)の実現などを目指している。

高齢者、障害者への認識を高めないといけない。周囲の無関心が多く、どう伝えて行くか。高齢者、障害者が街に出るようになり、交通機関も変わらなければならない必要性がある。これをピンチとして捉えるか、チャンスとして捉えるか工夫が必要である。

東日本大震災の体験により、震災のUDについて考える必要性を感じる。安全の確保、情報の入手方法、帰宅困難の場合の対応など解決すべき問題が多い。
計画停電により、高齢者、障害者が街にでたくなくなったように思われる。

街の中には様々なバリアがある。それは物的、情報アクセス、制度面、意識(心)の4つに分けられる。
使いやすさは誰に合わせてあるのだろうか?ネットワーク化されておらず、理解されていない。街中のバリアフリーには多く誤解がある。

UDの実現には①住民参加が不可欠であり、②継続性をもち、③適切な人材を育てる必要がある。技術者の考慮すべき点として①基準にこだわらない、②段差解消だけでなく代償手段も必要、③机上でなく現場へ、④ハード+ソフトへ、⑤特別な技術でなくベースとなる思想である。

松原さんは現在「健康医療福祉都市構想」について特定非営利活動法人(NPO)健やかなまちづくりの設立に携わり、活動をされています。




~UDワーク(リハ×UD)から考える。
とても、多くの可能性や明確な課題が多く提案されていた。リハ職種として関わることができるのではと思われる点では①相互理解をすすめるために「なぜそこに手すりの必要があるのか」などハンデとサポートについて啓蒙活動を行う必要性は大きいと思われます。みなが互いに助けあう社会は理想的ではないでしょうか。やはり、古き良き時代を思い浮かべてしまいます。
第2点目は高齢者が安心して外出できる環境の提案についてです。この本人の状況と屋外環境とまちのマッチングについて整理を行うべきでしょう。たとえば家の前にベンチをみなが置き誰もが休むことができ、そこから知り合いが増えれば、まちの活性化や外出機会の増加などいいことだらけな感を想像してしまいます。
3点目は交通機関に対するアクセシビリティへの関わりを深めることです。街にでる人が多くなってきている現在、さらにそれを推し進める必要があります。やはり状況ごとに検討し、ノウハウを作り上げる必要があります。
4点目は震災時のUDについてで、情報のアクセスなど障がい者、高齢者での困難な点について考える必要があります。
最期に街のひとの意見をきくことが大切だということが一番印象に残りました。先日の山崎亮さんの活動でも全員にヒアリングを行っているといっていました。この点が多くの方を巻き込んだよりよい、住みやすい社会をつくる上で欠かせないことであるように思い、特に共通している点として感じました。
現在のリハは施設の中で完結しています。まちや社会に出て現場の必要性があることから考えていくべきで、そのような活動をしている方とコラボしてみたい。
(文:前田亮一)


関係リンク
お茶の水UD研究会
交通エコロジー・モビリティ財団
特定非営利活動法人 健やかまちづくり
コミュニティーデザイナーの山崎亮さんの講義を聞いてきました。定員の120名 に近い方がきており、山崎さんへの関心の高さが伺えました。人とのつながりからまちづくりを行なう手法で多方面から注目を集めている方です。

講演概要
【日 時】8月23日(火) 19時~21時
【場 所】電気通信大学「リサージュ」3Fフォーラム
【テーマ】これからのまち、そして人とのつながりを考える


$@Kirinji  地域リハビリテーション


内容は①社会情勢を含めたバックグラウンドについて、②山崎さんが取り組んでこられたプロジェクトについてといった流れで、笑いの絶えない話が進んでいきました。

以下、要点について説明をします。
①社会情勢を含めたバックグラウンドについて
日本の人口は最低でも20年は減少し、経済成長も停滞する。先進国の中で類をみないスピードで高齢化が進んでいる。建築でいえば2020年には公共事業、民間事業を含めて新しいものを作るどころか、既存の維持など更新もままならない状況となる。
過疎化は始まっており、人口減少がどのような影響を与える、対策として何が行われているかを捉えることで、新しいビジネスチャンスとなるだろう。既存の大量生産、大量消費のモデルはなりたたず、経済が停滞するなかでどう楽しいことを行い、生活満足度を上げていくといった逆転の発想が必要となる。そのモデル化を行い、世界に発信をしないといけない。「貧しくても楽しい生活のあり方を」

②山崎さんが取り組んでこられたプロジェクトについて
Studio-Lでは現在ランドスケープデザイン、パークマネジメント、まちづくり、総合計画づくりなどのプロジェクトと研究、教育にも力をいれている。
人口減少している先進的な⁉場所とその取組みにこそノウハウがある。公共空間を使いこなす人が大切であり、まちを楽しんでいる人を大切にすることで見にくる人がきて、それが新たな繋がりになる(osoto)。
有馬富士公園の試みでは、管理者とゲストという関係だけだったものに、キャストというディズニーランドのような関係性を取り入れ、そこにコミュニティーができる様、互いにwin-winとなる仕組みを作った。参加団体など規模が増えることで利用者の数も増えて行った。
マルヤガーデンズという旧三越の跡のデパート再生では、地域のNPO団体に場所を提供し、デパートにこない様な特定のこだわりのある人たちをターゲットにし、多くのコミュニティーを作成し、来たくなる様な仕組みの創造を行った。
いずれの場合も全ての団体にどういうことが行いたいのかヒアリングを行っている。
過疎地域には危機感がある。そのことが123のNPOをはじめとする団体が集まり、事業を運営していく。実質の課題を知らないことは問題である。が、その段階で楽しめることができればよい。個人の満足度を高め、自分にできる事で街を耕していけばよい。カルティベートがカルチャーに。




~UDワーク(UD×リハ)としてどう捉えるか。
リハ業界において社会参加は最終的な課題であり、コミュニティーデザインは一つの指針となると思いました。UDワークにおいて社会参加が障がいの有無に関わらず、可能な社会のあり方が課題であり、日本全体の問題も当然考えるべきことでしょう。この手法には多くの知識や技術の必要と思われます。
元気な社会には外に出て、人と出会うことが大切であり、自分にできる事から社会と繋がっていく。その前提には楽しいと思えること、大切にしたいと思える感情が大切なのでしょう。固く考えすぎないことも大切かなと思いました。少々その気があるので、、、。山崎亮さんの常に笑顔で、笑いの絶えない話、講演を終えてさわやかな気持ちが残りました。
(文:前田亮一)


関連リンク
コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる(著書)
Studio-L  (所属事務所)
ユルツナ     (インタビュー記事)
今日はお茶の水にある井上眼科クリニックが主催しているお茶の水UD研究会に参加してきました。


月1回、定例研究会を開催しており、前回でなんと51回目だったそうです。理事長の井上賢治さんによると活動内容は①患者、障がい者、高齢者などのQOL向上のための研究、②まちづくりへの参画、③学会発表などによる啓蒙だそうです。主に病院や視力障害の方に特化しているのかと思っていましたが、幅広いテーマで行われています。会員は一回なんと500円で参加できてしまいます。この会の熱さが伝わります。


強い視力低下による弱視のことをロービジョンというそうです(違っていたらすいません・・・)。ロービジョンでは駅の通路を辿る手がかりとして照明の役割は大きく、明るさだけではなく、蛍光灯の連続が通路である案内図がわりの役目をしています。震災後の節電で有楽町駅の照明が一つおきになったそうですが、それだけで線としては捉えられず、空間がわからなくなり、柱にキスしてしまう回数が増えたそうです(笑)。
また進行方向奥に光があると手前に誰かがいると影となり、誰か人がいることがわかるそうです。通路や背景とのコントラストも重要な要因であり、ロービジョンの方に取って環境面で配慮することは多くあります。原さんはそのような点を考慮した上での総合的、包括的な計画性の必要を訴えられていました。またデザイナーの桑波田さんよりUDを建築で取り入れていくうえで建築工事ではなく、施主工事で行う必要性があるなど多くの課題があるとのことでした。


今回は眼科スタッフと建築との連携をとりUDを取り入れ解決をしていった事例の紹介が中心でした。UDではポイントの対応だけをするのではなく、総合デザインとして考えることの重要性を強調されていました。具体的には色々なユーザーやその他多くの状況やシチュエーションをどれだけ想定するかということであったと思います。震災の対応に関しても同様のことがいえるのかもしれませんね。
個人的には色々な方と多面的な話しあいをすることで、仕事にしてもプライベートにしても高め合うことができる可能性があるのではと、わくわくどきどきした心持ちで終えることができました。


<参考サイト>
今回の基調講演講師、シンポジストである東洋大学教授 髙橋儀平先生に関するHPです。日本でUDが発展した理由についての講演をされました。
今回司会を勤められた運営委員の間瀬 樹省さんのサイトも興味深いものでした。