肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)とは、胸の部分の神経が障害されて痛みを感じる症状のことです。

 肋間(ろっかん)は肋骨(ろっこつ)と肋骨の間のことを指します。

 肋間神経は背中から肋骨にそって伸びています。 

そのため、この神経を障害することでおこる痛み全般のことを肋間神経痛とよびます。

 

肋間神経痛の人は、肋間神経の始まる背中側が痛みそうですが、じつは胸のほう痛みます。

特に前かがみが痛く、呼吸がしにくくなります。

特に女性がなりやすいそうですが、私自身も(男性)肋間神経痛になったことがあります。

原因は、ストレス、8年前に母がなくなり、葬式などいろんなことが重なり発症しました。

 

肋間神経痛の治療は、痛む部分の肋骨をたどり、原因の背骨(推体)を探します。

大体、肩甲骨の間、4~5胸椎あたりの起立筋の緊張が多いです。

治療としては、4~5胸椎の椎体間に刺鍼します。

軽傷であれば、これでよくなりますが、長い時間この状態の場合は

さらに首、背中、肋骨の横、肋骨の前側にも刺鍼します。

 

軽傷の場合、1回の鍼治療で軽減しますが、こじれている場合

完治するまで3回~10回の鍼治療を続けなければなりません。

 

セルフケアとしては、ストレッチです。

 背中、腰、足の後ろなど、 体の後ろのラインを伸ばすことを心がけて、

ゆっ くりと体を反らすように伸ばしましょう。(痛い場合は無理は禁止)