子供達。。

オンライン授業でも、タブレット、友達ともなかなか会えないからタブレット。

 

でも、学校を変わって2年、登校していないし、クラスメイトはほとんど親戚。

 

唯一の遊び仲間は、敷地内に住む子供達。

 

そして、今年引越しをしてしまったのが、隣に住むベネズエラ人の二個下の男の子。

 

引越し先は、同じ町だけれど、我が家からは結構離れていて。

 

引越ししてから、バレンタイン デーに花とチョコを持って遊びに来てくれて、それ以降何回か遊びには来ましたが、大人が連れて来ないと、日本とは違い子供だけふらっと来る事等、ここは危険で出来ないので、なかなか遊ぶ機会もなくなり、

タブレットでのやりとりが続いていました。

 

数ヶ月前に、娘のタブレットがおかしくなり、チップを変えて、それ以降、連絡先がわからず繋がりがぱたっと切れてしまいました。

 

子供達も、番号を入れ直しましたが、表示されず、たぶん相手側もチップを取り替えたと想像して。。

 

もう。これだとなかなか会えないよね。。と、数ヶ月残念がっていました。

もう、偶然、町で出会うしか方法がない。。

 

すると、今日、ドアがトントン鳴って、娘が開けてみると

そこにあの男の子が立っていました!!

 

〇〇ー!!携帯がダメになちゃってずっと連絡が出来なくなっていたよー!!と。

 

なんでも、学校のコンクールで賞を取って、帰りに寄ったそう。

 

お互い嬉しそうにしていて。

娘達もビックリ!ずっと連絡を取れなくて寂しがっていたから。

これで再び、やりとりが出来ます!!

 

 

実は、悲しい現実がこの町やこの国自体に起きています。

 

ベネズエラの移民の方達が国を捨てて、隣国へ流れて来ています。

この町も、すでにベネズエラ人だらけと言っていい程。

以前にも書きましたが、ペルー人とのトラブルが多く、それは時間がたてばたつほど強くなっている気がします。

 

ペルー人は、何かにつけて、ベネズエラ人か!といいマイナスイメージが強いです。

そして、現実的に、、町の中で問題を起こすベネズエラ人も多い事も本当です。

身近で聞くのは、motoと言うタクシー的な運転手にベネズエラ人が多くなって、

ぼったくりしたり、乗り合いで窃盗や殺人をし、毎日に様に捕まっているニュースがあるのも本当です。

 

我が家の旦那も、数ヶ月前に、このmotoの運転手と喧嘩になったり、義母も、仕事帰りにmotoに乗った際に、運転手に暴言を吐かれたとかで。

 

二人で文句を言い出すと止まらない程です。

 

旦那は、ベネズエラ人は危ない、悪い人が多い。と言います。

 

 

しかし、現に隣に越してきたベネズエラ人一家は、とても静かな人達で、

両親と子供、おばあちゃんの四人家族でしたが、大きな声を聞いた事もなく、

悪い言葉さえ聞かず、仲良くなった男の子もとても良い子でした。

うちの子の方がうるさいくらいだし、我が家の声のが煩いのは間違いないくらいです。

 

誕生日やクリスマスは、ここは大音量でパーティーですが、そうゆう事も常識範囲内で、それこそここに住むペルー人の方がはるかに常識を知りません。

 

毎日の様に家の前で遊び、子供達は本当に楽しそうでした。

彼が引越してからは、遊びますが少し寂しかったです。

 

いつもニコニコしていて、優しく穏やかなあの男の子がいないと思うと本当に寂しかった。

 

子供同士で連絡を取り合っていたので良かったなと思いましたが、それも途切れてしまい。

 

もう。会えないかもしれないんだな。。と私は思っていました。

 

なぜならば、ベネズエラ人の方は国に帰る可能性が高いし、更に動く可能性が。

そして、私達家族もです。

 

幼い頃の友達との思い出はやっぱり大切だと私は思います。

自分も、転校生だったり、幼い頃の友達と遊んだ記憶は、若い頃こそゆっくり思い出す事はなくても、歳を取るごとに、無条件に暖かくて優しい記憶だなと。

子供達は、日本にも住み友達もいましたし、ここは又、日本と違った環境で

危険度は雲泥の差で、自由に子供同士で出歩くのは出来ないし、更にコロナで、子供達の行動範囲は更に狭まりました。

 

そんな中、近所のこの子達と遊ぶのが、我が家の子供達の楽しみでした。

 

私はこの出会いは大切にしたいなと思います。

 

今日も、おばあちゃんに連れられて立っているその子を見て、とても幸せな気持ちになりました。

 

あー繋がれた!と。

 

 

旦那や義母はなんと言うか知りませんが。

彼等は悪い人達ではありません。

素敵な人達です。

 

子供達に国境の壁は存在しません。そしてそれを親が率先して差別するのは大きな罪です。