編集・発行 公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区砂町文化センター/石田波郷記念館 「石田波郷と砂町」(2022.3.18発行)


 「石田波郷と砂町」

二日続けて砂町の波郷案内を。何も買わない日を含めて、砂町銀座商店街には週に5回ほどはぶらぶらしています。町の賑わいを眺めるのは趣味みたいなものです、実に楽しい。石田波郷記念館や旧居跡に隣接された寺と神社(波郷さん家は寺と神社に挟まれている)も僕の散歩コースです。
 記念館で「石田波郷と砂町」という冊子を見つけたので購入。まだ刊行されたばかりみたいです(2022.3.18)。よく出来ているのと、300円という価格なので、紹介したくなりブログに書きました。

ちなみに記念館は、波郷の一番有名な村上麓人による肖像画や、入院中のメモ、惜命と彫られた杖や棟方志功に贈られた扁額、趣味のカメラ。あとは草田男や加賀の色紙もあります。
波郷が描いたあき子夫人の似顔絵がお気に入りだったのですが、展示替えで最近訪れた時には見かけませんでした。個人的には早く戻ってきて欲しいなと思っています。

冊子の方ですが、写真多めの波郷の入門や復習に便利な内容です。
珍しい情報では、金山見正、松濤、胸に入ってたピンポン球の写真、砂町との関わり。松山時代の俳号、「現代俳句」創刊時のペンネーム、竹頭社、江東区のどこでどの句を詠んだか、周辺歴史マップ(写真多めが嬉しい)など。

一つでも気になる点があれば、受付で購入される事をおすすめします。日本全国でこんな冊子があれば記念館を訪れる楽しみが増えます。