え?
なにこれ。
・・・
いやいや、ちゃんと感想書きます。
坂元裕二さん。脚本家さんです。
私はドラマだと「カルテット」と「大豆田とわ子」と、
映画は「花束みたいな恋をした」
この3作品しか見たことありません。
でもその3作品を見たあとにこの本を見つけて、
なるほど花束みたいな〜や大豆田とわ子の脚本家さんの本なら、面白そうだから読んでみようってことで買ったんです。
往復書簡だから、メール形式で2人がやり取りする形で進むんですね。
それはそういうものも読んだことあるし、
三島由紀夫のレター教室みたいにお手紙のやり取りで進む話はどちらかというと好きな方だけど。
作品というのはそれを使った人がいるわけだから、AIの作品でもない限りは悪く言うのはあまりよくないかなと思うけど…
私はこの作品、得意ではない。全然好きじゃなかった!!!😂
カルテットも大豆田とわ子も変わった雰囲気ではあるから、
脚本家の醸し出す雰囲気みたいなものがあるんだろう。
でもドラマだと演出もあるし役者もいるから、
なんとなくそれらが混ざり合って
文章だけとは全然違う味のものが出来上がっているはず。
この「往復書簡 初恋と不倫」は、文字だけだから、自分でイメージを膨らませながら読めるわけだし小説(これって小説ってジャンルでいいの?)ってその自由さが楽しかったりするわけだけどなんか…なんか、想像したくならないのよ。
想像したくないの。
なんていうか…ねっちりしてる…
私、たとえば小池真理子とか、重松清とか、村上春樹とか、
なんだか暗いっていうか、ねっちりしたところがある作品が多少苦手で…
それと同じ気持ちになった。
初恋も、不倫も、物語としてはよくある題材だし
ストーリー作りやすいと思うんだけど
なんか、あまりに非現実的なんだけどそのなかに気持ち悪いリアルさを感じてしまって、
「うっ」となってしまった。
ある意味、そのように読んだ人に思わせる技量が作家にあるのかもしれない。(上から目線だろうか…)
Amazonのレビューは4超えてたし、他の人の意見も読んでみようかな。
なんか私が分かってない良さがあるのかも。
さらっと読みすぎたのかもしれない…。
なんとも言えない読後感です。