先日
埼玉県議会で
・子どもだけで留守番するのは禁止。
・公園で保護者抜きに遊ぶのも禁止。
・それを見かけた県民には通報の義務がある。
という条例の成立が確実になって
マスコミが騒ぎ出し
注目と抗議が殺到したものだから
議席数で「可決」させられるのに
与党議員団がびびって引っ込めてしまった。
おいおい!
正しいと思って作ったのなら引っ込めるなよ。
そういう覚悟でやってるんなら
過去に作った条例も全部捨てちまえ!
って話だ。
この埼玉県議会ってのは
近年の投票率が30%くらいで
有権者の大半が
「誰がやってるか知らない」
「普通にやってくれてるんでしょ?」と
関心も低く
区割りも
与党に都合良く設定されていて
いわゆる「死に票」が多い。
だもんで
今回みたいに
有力者のおじいさんがヘンテコな事を言い出した場合
平議員は立場をわきまえるし
野党の反対も数で押し切れるしで
県議会にはそれを止める働きが無い。
今度の条例は
自動車に子どもが置き去りにされた事件をきっかけに
おじいさん議員の持論である
「子どもの面倒は母親がみるべき」という意向を乗っけて
かたちにしたものらしいのだが
今回の騒ぎの「正当な落とし所」は
この県議会ならではの条例が最後まで貫徹されて
県民生活に大混乱を引き起こし
次回の選挙で投票率が80%を超える。ことであって
「変な条例が成立しなくてよかったね」
なんて安心してちゃダメよ!
問題の根は
まだ残ってるんだから。